京都市中央卸売市場、LPWA規格「ZETA」を活用したIoT実証実験

テクサーと凸版印刷、京都高度技術研究所は2018年9月28日、LPWA規格「ZETA」を活用したIoTの実証実験を、京都市中央卸売市場で行うと発表した。

すでに京都市下京区にある京都高度技術研究所棟の屋上にZETAのアクセスポイントを設置。周囲約2~5kmの範囲で、ZETA無線通信の接続を確認している。

ZETAのインフラ構築状況
ZETAのインフラ構築状況

京都市中央卸売市場は、ZETAを活用したIoT導入実証実験の第一弾で、施設内の温度管理、廃棄物の投棄対策、作業車両の動線監視のためのソリューションの検証に取り組む。実証実験の期間は10月1日~来年3月31日の予定。

実証実験のイメージ
実証実験のイメージ

テクサー、凸版印刷、京都高度技術研究所は京都スマートシティ化実証事業の連携・協力について協定書を今年7月に締結しており、京都市内に整備したZETA通信網を活用し、今後さらに京都スマートシティ化実証事業を推進していくという。

なお、ZETAは、ZiFiSenseが開発した、超狭帯域(UNB:Ultra Narrow Band)によるLPWA規格。多チャンネルでの通信、メッシュネットワークによる広域での分散アクセス、双方向での低消費電力通信が可能といった特徴を持つ。

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