ユニアデックスは、IoTの評価検証に必要な製品をパッケージ化した「IoTスターターキット」を8月1日から開始する。提供価格は39万9800円。
IoTスターターキットには、「マルチセンサー」「IoTゲートウェイ」「回線」「Azureクラウドサービス」「センサーデータを保存・表示するためのIoT可視化ソフトウェア」が含まれる。回線、クラウド、可視化ソフトウェアは3カ月間、利用することができる。
動作確認を行った上で出荷するため、同キットを利用するユーザーは、開梱して電源に接続するだけで設定作業など不要で利用できる。他方、IoTゲートウェイやクラウドサービスの管理者権限はユーザーが所有する。そのため、標準とは別のIoTソフトウェアをセットアップできるなど、自由度は高いという。
マルチセンサーとしては、Bluetooth Smartで通信を行うアルプス電気のモジュールが提供され、加速度、気圧、温度、湿度、UVなど、様々なデータを取得可能。最大3か月分のデータを蓄積できるため、目的としているデータをセンサーから取得できるか、取得したデータから目的とした結果は得られるのかといったことが検証可能だ。本キットでは、4台と予備1台がセットとして提供される。
IoTゲートウェイはぷらっとホームの「OpenBlocks IoT EX1」が提供される。BluetoothやWi-Fiに加え、業務用機器などを接続するためのRS-232C/RS-485や有線インターネット接続のためのEthernetポート、3Gモジュールを搭載するほか、Wi-SUN、EnOceanなどのモジュールも搭載可能。
ユニアデックスは、幅広いIoT評価検討のニーズに対応するため、今後複数のIoTエコシステムラボパートナーと協力し、さまざまなセンサー、ゲートウェイ、ネットワークなどに対応する開発を進める予定だという。
| 「IoTスタートキット」の概要 |
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