KDDIは1月19日、「au発表会 2015 Spring」を開催し、新製品6機種と新プログラムを発表した。

右から、KDDI代表取締役社長の田中孝司氏、濱田岳氏、松田翔太氏、桐谷健太氏、平井理央氏

新製品は、スマートフォン4機種、Androidが搭載された従来型携帯電話が1機種、純粋な従来型携帯電話が1機種、合計6機種が紹介された。1月下旬以降、順次発売される。

スマホは、これまでKDDIが取り扱ってきたシリーズの最新機種である「INFOBAR A03」（京セラ）と「AQUOS SERIE mini SHV31」（シャープ）、そして新たに取り扱うシニア向け「BASIO（ベイシオ）KYV32」（京セラ）とジュニア向け「miraie KYL23」（京セラ）だ。

BASIOは、しばしばスマホを落としてしまうというシニアの声をもとに、耐衝撃・防水・防塵に対応している。また、音声通話が多いことが想定されるため、「スマートソニックレシーバー」を採用するなど、音声通話機能も充実させている。

スマートソニックレシーバーは京セラの独自機能で、画面全体を使って音と振動で相手の声を届ける。そのため、従来のように受話部を意識して耳を当てる必要がなく、画面の好きなところに耳を当てるだけで相手の声が聞こえ、通話できるという。

ジュニア向けのmiraieも耐衝撃・防水・防塵対応で、本体側面にある専用キーを押すと防犯ブザーがなり、現在位置周辺を撮影して保護者に子供の居場所と周辺状況を通知するなど、子供が安心安全に使える機能を満載している。

さらに、シニアやジュニアが気軽にスマホを使えるように専用の料金プランが提供されており、BASIOには「シニアプラン」、miraieには「ジュニアスマートフォンプラン」がある。

シニアプランは、55歳以上でBASIOを利用していることを条件に、「誰でも割」と「auスマートバリュー」を適用すれば、月間0.7GBのデータ定額料金を含む基本使用料とLTE NET料が合わせて3346円（税抜、端末代・オプション料・ユニバーサルサービス料は別途必要）になる。

ジュニアスマートフォンプランは、miraieの利用者が小学生以下の子供であることを条件に、誰でも割とauスマートバリューを適用すれば、月間0.5GBのデータ定額料金を含む基本使用料とLTE NET料が合わせて2986円（税別、端末代・オプション料・ユニバーサル料は別途必要）になる。後述の「アップグレードプログラム（ジュニア）」が無料の特典として含まれる。

今回、学割の料金プランも発表しており、KDDI代表取締役社長の田中孝司氏は、「学生もシニアも子供も、一人ひとりに選べる自由を提供すべく、それぞれのシーンや使い方に合わせて料金やスマホをセットで提案していきたい」とアピールした。

また、見た目は従来型の携帯電話でAndroidが搭載された機種は「AQUOS K SHF31」（シャープ）で、田中社長は「ガラホ」と紹介。4G/LTEに対応するとともにテザリング機能も搭載されており、タブレットやPCを接続して高速通信ができる。

最新機種への買い替え時に、auが最大7カ月分の分割支払い残金を負担する

「長くauを利用してほしい」（田中社長）という思いから、使用中の機種の支払残額を気にせず機種変更できるようにするため、新プログラム「アップグレードプログラム」も発表した。

このプログラムは、最新機種に機種変更するとき、旧機種の分割支払残額をauが負担するというもの。対象機種は、iPhone6/iPhone6 Plus/INFOBAR A03/AQUOS SERIE mini SHV31の4機種で、機種購入時に24回の割賦支払いにし、月額300円（税抜）のプログラム料を支払うと適用される。

なお、auが残金を負担するのは18カ月経過後からで、19カ月目に機種変更した場合は７カ月分の分割代金をauが負担する。19カ月目に機種変更せず、その後25カ月目までの間に機種変更した場合は、権利が生じてから行使するまでの月数分のプログラム料が返金される。

また、25カ月目までに機種変更しなかった場合や、26カ月以降に機種変更した場合は、48カ月を上限としてそれまで支払ってきたプログラム料が全額返金されるという。