ACCESSは2026年9月1日、NTTドコモからVLA(Vision Language Action)モデルをはじめとするフィジカルAI技術に関する調査・開発を受託し、実証実験を行ったと発表した。力覚に関する情報を扱うVLAモデルの調査・開発と実機検証に加え、VLAモデルを用いたロボットの遠隔制御に通信遅延が与える影響を検証した。
ドコモが「docomo MEC」上での実現を目指す「Bilateral Edge Platform」に向けた取り組みの一環。Bilateral Edge Platformは、超低遅延のモバイル通信と、力覚・触覚を扱うロボットの遠隔操作やAI制御を組み合わせるプラットフォームサービスである。
VLAモデルの開発では、オープンモデル「π0.5」をベースに、力覚を扱えるようモデルを拡張した。視覚情報や言語指示に加えて、物体との接触時に生じる力やトルクの情報を考慮することで、より繊細なロボット操作が可能かを実機で検証した。

力覚を扱うVLAモデルの開発
通信遅延の検証では、VLAモデルを用いてロボットなどを遠隔制御するシナリオを想定し、システム内に疑似的な通信遅延を再現する環境を構築した。遅延の増加に伴い、VLAモデルが出力する行動と実機の状態とのずれが拡大し、動作精度や動作完了までの時間に影響することを確認したという。また、VLAモデルによる行動生成とロボットによる実行を非同期化するなど、遅延の影響を抑えるための技術的な検討事項も整理した。
ACCESSは今後、今回得た知見と、これまで実施してきたネットワーク環境を活用した遠隔ロボット制御の検証成果を組み合わせ、通信・AI・ロボティクスを統合した現場DXソリューションの実用化を進めるとしている。








