楽天モバイルは2026年8月4日、総務省の「地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」の実証団体(佐賀市交通局、建設技術研究所、OKI、先進モビリティ、東海理化、佐賀市、東京科学大学)と、佐賀市で自動運転バス「レベル4」の実証を、2025年10月30日~11月3日にかけて実施したと発表した。
佐賀駅バスセンターへの進入口には、右折専用レーンを含め3車線の信号のない大きな交差点がある。高架下のため見通しが悪く、自動運転バスの車載カメラでは、歩行者や対向車が死角に入ってしまうことが、安全確保の観点で課題となっていた。そこで、バスセンター付近の道路に路側センサーを2カ所設置。自動運転バスと路側センサーの情報をリアルタイムで連携させ、バスが安全に右折できるか検証した。

車載センサーで検知が難しい歩行者や車を路側センサーで検知する右折支援
また、「2025佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の開催でモバイル通信が混雑する環境下において、自動運転バスの遠隔監視を検証した。具体的には、バス内外の監視カメラ映像を遠隔監視システムへ送信し、通信環境に応じてデータサイズなどを最適化することで、安定した映像伝送が可能かを確認するとともに、映像の画質を落とした状態でも、バス内外の状況を正確に認識できるかについて検証した。

2025佐賀インターナショナルバルーンフェスタの様子
加えて、佐賀市内のトンネルに、基地局よりも低コストで導入可能なレピーター(中継局)を設置。基地局の電波を中継・増幅するこの装置を活用し、自動運転バスがトンネル走行中も安定して映像を伝送できるか、モバイル通信環境を検証した。

レピーターを設置
結果、複数センサーの情報を組み合わせて周囲を正確に把握することで、車や人通りの多い駅前のバスセンター近くにある無信号の交差点を、安全に走行通過できることを確認した。
また、モバイル通信の混雑状況に応じて伝送する映像の画質を調整するなどして、通信が混雑する状況でも自動運転バスの遠隔監視を継続できることを確認。トンネルでの検証では、レピーターを設置することで、電波の届きづらかったトンネル区間に、安定した通信環境を確保できたとしている。












