同社IPネットワーク事業グループ・統合セキュリティチーム「工場見える化システム」担当参事の金指三喜夫氏は、「システムの目的はもともと『現場の見える化』にあった。だが、お客様の要望を集めた結果、情報を現場に見せることも同様に重要だとわかった。進捗状況を示す数値や動画マニュアル、他の工程の状況などをディスプレイに表示する『見せる化』によって、作業員の意識も仕事のやり方も変わってくる」と語る。
記録した映像は、高速あるいは低速で再生して動線分析や工程分析に用い、動画マニュアルの作成、ベテラン技術者のノウハウ収集にも活用できる。そうした成果がまた「見せる化」によって作業員に還元されていくことになる。
現在同社では、工場でのノウハウを元に、商業施設や店舗など、他の現場への応用にも取り組んでいるという。金指氏は「今後はこうした見える化システムが、コミュニケーションツールとして日常的に活用されるようになるだろう」と語っている。
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