「会議」以外へ拡がるビジュアルコミュニケーション活用事例 【Case 3】テレビ会議で「品質管理」――HD対応なら質感まで遠隔地からチェックOK

急速に活用範囲が拡がっているビジュアルコミュニケーションシステム。高画質化が進んだことで、製造業における品質管理などにも使われ始めている。

HD/フルHDへとテレビ会議システムの画質は飛躍的に進化している。これにより、従来は不可能だった製品の品質チェックなども遠隔地から行うことが可能になった。

下の写真は、パナソニック システムソリューションズ ジャパンのHD映像コミュニケーションユニットで送られた画像だ。このように製品の細部まで確認できるため、製造業の品質管理の場面で活用されている。なお、同製品はフルHDに対応したHDMI映像入力を2系統備えており、メインカメラで人を、手持ちのサブカメラ(市販のビデオカメラでよい)で製品を映して、リモコンのボタンで画像を切り替えられるため、映像を確認しながら互いに綿密なコミュニケーションを取ることができる。

高倍率ズームが可能なHDカメラを用いれば、細部の確認も可能。リアルタイム映像だけでなく記録した画像も伝送できる

精密機器だけでなく、例えば衣料などの素材の質感も伝えられる。購買客に直接製品の質を確認してもらうといった販売の場面への応用も可能だろう。

【Case 1】 現場のモニタリングにNWカメラ活用――「工場見える化システム」で課題共有
【Case 2】 遠隔拠点の同僚と“立ち話”――テレビ会議の常時接続
【Case 4】 カリスマ講師も認めた臨場感――テレビ/Web会議が教育事業・社内研修を変革
【Case 5】 本部の“専門家”を各拠点で共有――Web会議で「遠隔窓口相談」を実現した中国銀行

月刊テレコミュニケーション2010年3月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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