企業ネットワーク最前線

IIJがセキュリティの新ブランド「wizSafe」、ビッグデータ解析基盤を新規構築

文◎太田智晴(編集部) 2016.10.31

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

2017年3月に開設されるIIJの新しいSOC

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2016年10月31日、セキュリティ事業の新ブランド「wizSafe(ウィズセーフ)」を発表した。新ブランドの下、ビッグデータ分析基盤の新規構築や新SOCの設立などを行い、セキュリティ事業をさらに強化していく。

 

IIJが立ち上げたセキュリティ事業の新ブランド「wizSafe」――。そのコンセプト「安全をあたりまえに」に込めた思いについて、同社セキュリティ本部長の齋藤衛氏はこう説明した。

「IIJに接続することで、セキュリティを意識しない安全なインターネットの世界を実現したい。現在はセキュリティのために追加投資するのが通常だが、将来はIIJの通信を選ぶと、品質としてセキュリティが入っているというのが目標だ」

 

IIJのセキュリティ事業の新ブランド「wizSafe」
IIJのセキュリティ事業の新ブランド「wizSafe」

 

また、代表取締役社長の勝栄二郎氏は、このタイミングで新ブランドを発表した背景について、次のように述べた。

「日本年金機構の事件を大きなきっかけに、セキュリティへのニーズは非常に高まっている。この流れを受けて、今年4月から独立した部署でセキュリティ事業に取り組んでいるが、その延長線上で新ブランドの立ち上げの話になった」

IIJ 代表取締役社長の勝栄二郎氏(右)とセキュリティ本部長の齋藤衛氏
IIJ 代表取締役社長の勝栄二郎氏(右)とセキュリティ本部長の齋藤衛氏


「人材」「システム」「体制・設備」を強化
IIJには、1994年の「ファイアウォールサービス」の開始以来、すでに22年におよぶセキュリティ事業の歴史があるが、新ブランドの下、さらなる強化を図っていく方針だ。

この日の説明会でまず言及されたのは、「人材」「システム」「体制・設備」の強化である。「人材」育成については、既存のセキュリティ人材のレベルアップをメインに取り組んでいくという。

セキュリティ事業強化の概要
セキュリティ事業強化の概要


「システム」に関しては、ビッグデータ解析のための新しい情報分析基盤が12月中旬に稼働開始する。従来は複数あった中小のシステムでバラバラに脅威情報を分析していたが、1カ所ですべて分析できるようにする。

「セキュリティに関する情報は膨大で、膨大な情報から結論を得る必要があるが、それを助けるシステムを新しく作る」(齋藤氏)

 

ビッグデータ解析のための情報分析基盤を構築
ビッグデータ解析のための情報分析基盤を構築


 

これにより例えば、DNSを活用した脅威サイトのブロックが実現可能になるという。悪意あるサイトのドメインやIPアドレス等のレピュテーション情報を活用し、ユーザーがそのサイトにアクセスしようとした際、自動でブロックする取り組みだ。

「体制・設備」においては、新しいセキュリティオペレーションセンター(SOC)を2017年3月にオープンする。広さは約400平米で、40人のアナリストを収容。「本音を言うと、ポイントはカッコよさ。働く人のインセンティブとして、カッコいいSOCにしようというのがコンセプト」と齋藤氏は語った。

新しいSOCの概要
新しいSOCの概要

 

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

takarajoho1706
yamaha1706
sony1706

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】5G時代の新ビジネス創出戦略
<Part 1>5G革命の本質とは? - 主戦場は「リアル」で「シリアス」な領域へ
<Part 2>5Gで超現実の感動体験 - ポストスマホ時代のビジネスチャンス
<Part 3>人手不足も5Gが救う - AI・4K・5Gが三種の神器に

● [インタビュー]OKI 常務 坪井正志氏「“IoTのOKI”実現の準備は整った」 ●LPWA「ローラ」ネットワークの選び方 ●データセンターインターコネクト(DCI)最新動向 ● 新LPWA規格「Weightless-P」が日本上陸

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
WS変革Day2017 A

スペシャルトピックス

ヤマトの総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」で様々な付加価値!

RADIUS内蔵APとの連携で無線/有線LANの両方でデジタル証明書認証

LPWAネットワークを自ら構築するなら、世界で豊富な実績を誇るキャリアグレードのActilityだ。

業界最高レベルのキャリア/サービスプロバイダ向けルータが登場する。

無線プロトコルスタック「SkWAN」搭載のLPWA基地局なら、1台で最大6400台のエンドデバイスを接続できる!

IBM Watsonが最適な活用方法や脅威対策を提供! 先進のPC/スマホ一元管理を実現する「IBM MaaS360」とは?

「企業向けソーシャルプラットフォーム」で働き方そのものも変える!

ペタバイトクラスも「大きなバケツ」で一括管理できる!

中堅・中小企業を支援する宝情報がUTMのサポートサービスを開始する。

教育現場への無線LAN導入を成功させるための3つのポイントとは?

スマートデバイスを標的にした未知の不正アプリにも対応できる。

設計から製造までセキュアなプロセスで、他のAndroidにはない安全性。

Webサイトの利便性とセキュリティ向上を同時に実現できる最適解とは?

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション5月号
iot14
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます