企業ネットワーク最前線

IoT無線の主役狙う「Bluetooth 5」――強みは省電力、速度、スマホ連携

文◎藤井宏治(IT通信ジャーナリスト) 2016.11.14

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

今年末から来年初頭にかけて正式リリースとなるBluetooth 5で、Bluetoothが本格的なIoT無線に進化する。その特徴や他のIoT無線システムとの違いを見ていこう。

 

スマートフォンやノートPCと、マウス/ヘッドセットなどの周辺機器との接続に広く使われている近距離無線技術のBluetoothが、次期バージョン「Bluetooth 5」で本格的なIoT無線システムにグレードアップされる。

Bluetoothは、2010年にリリースされた「Bluetooth 4.0」から、従来仕様(Classic Bluetooth)に加えて大幅に省電力性を高めた新仕様「Bluetooth Low Energy(BLE)」をサポートしている(図表1)。Bluetooth 5では、このBLEの機能を拡張し、IoT通信で本格的にBluetoothを利用できるよう進化させる。

 


図表1 Bluetoothの進化
図表1 Bluetoothの進化


BLEの大きな特徴の1つは、運用条件によっては、小さなコイン型リチウムイオン電池1個で、通信モジュールを1~2年間動作させることができる高い省電力性能にある。これにより、小型のデバイスにも容易に通信機能を持たせられるようになった。

この他にも、Classic Bluetoothでは必須だった事前の接続認証(ペアリング)なしでも通信が可能。休止状態から6msという短時間で接続できる(Classic Bluetoothでは100ms)などの特徴を持つ。

これらを活かす形で、BLEは活動量計や歩数計などのスポーツ・ヘルスセンサー、スマートウォッチ、自転車用ケイデンス(回転数)センサー、テレビのリモコンなどの分野で普及が進んでいる。Classic Bluetoothに代えてキーボードやマウスに採用されるケースやBLEに対応したスマートフォンをホテル・車のキーの代わりに用いるといった使い方も出てきた。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

takarajoho1706
yamaha1706
sony1706

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】つながる工場の
   ネットワーク入門

  <Part 1>一般オフィスとはココが違う!産業用イーサネットの世界
  <Part 2>工場IoT化の教科書 <Part 3>つながる工場の守り方

● シスコシステムズ 執行役員 A・マッティー氏「働き方改革は“会議改革”から!世界中の会議室をコラボ空間に」 ● ソニー、100km飛ぶ「独自LPWA」で世界狙う ● ビジネスチャットの「つぶやき」で働き方改革

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
IIJグローバルソリューションズ

スペシャルトピックス

「企業向けソーシャルプラットフォーム」で働き方そのものも変える!

ペタバイトクラスも「大きなバケツ」で一括管理できる!

中堅・中小企業を支援する宝情報がUTMのサポートサービスを開始する。

教育現場への無線LAN導入を成功させるための3つのポイントとは?

スマートデバイスを標的にした未知の不正アプリにも対応できる。

設計から製造までセキュアなプロセスで、他のAndroidにはない安全性。

Webサイトの利便性とセキュリティ向上を同時に実現できる最適解とは?

東京海上日動コミュニケーションズの「働き方改革」を徹底レポート。

モバイルの安全な業務利用を実現するEMMが“次の進化”を始めている。電話やチャット、つまりUCとの連携だ。

いつものUIでSkype for Businessの機能をフル活用できる電話機が登場。

マクニカネットワークスが取り扱うIncapsulaはDDoSだけでなく、Webサーバーへの不正アクセスも防御する。

オンプレミスとクラウドの連携により、数百Gbpsのボリューム型から複雑なDDoS攻撃まで効率よく対応できる。

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション5月号
sbw2017_2
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます