グリー流「クラウド仕事術」――チャットとGoogle Appsが業務スピードを変える

「コミュニケーションツールの選択はIT部門の最重要テーマ」――。そんなグリーの社内で大活躍しているのが、「Google Apps for Work」と「KDDI ChatWork」だ。インターネット業界をリードするグリーは、どのように業務スピードの向上を図っているのか。同社のICT活用術に迫る。

ソーシャルネットワークサービス「GREE」に始まり、「釣り★スタ」や「探検ドリランド」などの人気ソーシャルモバイルゲームで急成長を遂げたグリー。現在も引き続きスタートアップ時代と同様の事業スピードで様々な事業にチャレンジしている。

GREE
東京・六本木ヒルズにあるグリーの本社オフィスロビーに飾られている1台のサーバー。同社の創業事業であるソーシャルネットワークサービス「GREE」は最初、田中良和社長の“個人的趣味”としてスタートしたものだが、このサーバーから始まった

「『インターネットを通じて、世界をより良くする。』をミッションに、ゲーム事業を中心に広告事業や投資事業など、様々な領域に取り組んでいます。最近では、新たにライフスタイルやコマース、メディア事業といった新領域での事業創出にも力を入れています」。こう語るのは、同社 開発本部 情報システム部 シニアマネージャーの岡田寛史氏だ。

新領域事業とは、岡田氏の説明によると「まだインターネット化されていないリアルのビジネスを、うまくインターネット化することで、現行ビジネスにおける課題を解決したり、ユーザー利便性や効率性を高める事業」のことだ。

情報システム部 シニアマネージャー 岡田寛史氏
開発本部 情報システム部 シニアマネージャー 岡田寛史氏

その一例が、100%子会社のセカイエが展開しているオンライン定額リフォームサービス「リノコ」である。一般の消費者にとって「リフォームの価格が適正か」「施工品質に問題はないか」などを判断するのは難しい。そこでリノコでは、インターネットを介して全国のリフォーム会社と消費者をつなぎ、透明性の高い価格と安心品質を実現している。

この他にも、月額定額で提携フィットネススタジオを利用できるヘルスケアプラットフォームの「Lespas」、子育て支援の「スマートシッター」といったインターネット関連事業を展開しているグリー。インターネット業界のスピードは非常に速いが、同社はライバルに先んじて優れたサービスやビジネスモデルを世に送り出すため、どんなワークスタイルを実践しているのか。

実はグリーには、業務の効率化・スピード化を支える2つのICTツールがある。「Google Apps for Work」と「KDDI ChatWork」だ。

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