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実例にみる「コネクテッドカー」ビジネス(後編)コンシューマーや新車向けも続々

文◎坪田弘樹(編集部) 2016.12.15

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ICT業界のプレイヤーが展開するコネクテッドカービジネスの先進事例としては、どんなものがあるのだろうか。後編では、コンシューマー向けや新車市場におけるコネクテッドカービジネスを紹介する。

「運転しながらスマホ」を実現まず取り上げるのは、米国のスタートアップ、Drivemodeが提供するAndroidアプリ「Drivemode」だ。

これは、クルマ内でよく使われる電話やナビ、メッセージ、音楽等のアプリを、画面を見なくても操作できるようにするアプリだ。

運転中にスマホの小さなアイコンをタッチするのは難しく、そもそも運転中の操作自体が危険だ。そこで、画面上にアプリごとに色分けしたスクリーンをかぶせて表示することで、どのメニューを選んでいるのかを周辺視野だけで確認できるようにし、さらに合成音声でも伝える。また、ユーザーの行動を学習して、よく使う機能や連絡先のショートカットも作ってくれる。

 

運転中でも安全にスマホを操作できるようにするアプリ「Drivemode」
運転中でも安全にスマホを操作できるようにするアプリ「Drivemode」

 

このようにして、運転中でもスマホを安全に使えるようにすれば、車載機を置き換えることが可能になる。さらに、クルマ内のユーザーの行動に関するデータも収集する。どんな音楽を聞いたか、誰といつ会話したかといった履歴を集め、行動・指向データのプラットフォームを作るのがDrivemodeの狙いだ。

このDrivemodeも、SoftBank Innovation Programで選出されたソリューションの1つだ。ソフトバンク パートナー事業推進室 イノベーション推進部 イノベーション推進課で担当課長を務める原勲氏は、「クルマに関する情報のインプットを増やすため」と選出の狙いを話す。

Drivemodeで取得できるデータは、スマホの使用履歴に留まらない。ドラレコと連携すれば、その映像から、クルマを降りた後の行動も把握できる。その他のクルマ内のセンサーとの連携も進められている。

Drivemodeは、Google Playで無料提供されている(有料の追加機能あり)。当然、アプリ自体から収益を得るのではなく、すでに100万程度あるユーザーから集まるデータを「外部に売ったり、Urban Enginesのような解析エンジンで分析することで、マーケティング等に使ったり、あるいは広告ビジネスも考えられる」と原氏は今後を展望する。

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