SDN活用のWANでクラウド時代を駆ける「ゆかり」の三島食品

赤しそを原料にしたふりかけ「ゆかり」で有名な三島食品は今年7月、ネットワークを刷新した。採用したのは、SDN技術を活用したイントラネットサービス「KDDI WVS 2」だ。さらにはWVS 2直結のクラウド基盤「KDDI クラウドプラットフォームサービス」も導入し、クラウド時代への対応を一気に推し進めている。

赤しそを原料にしたふりかけ「ゆかり」。その製造・販売元である三島食品は、広島県広島市に本社を構えている。

ゆかりの味に小さい頃から親しんできた人は多いだろうが、三島食品がゆかりを開発したのは1970年代と、意外に最近のこと。実は、ふりかけ自体もまだ100年くらいの歴史しかないそうだ。ゆかりやふりかけが、日本人の食生活にまたたく間に根付いていったことが分かる。なお、ゆかりは、三島食品の登録商標である。

三島食品の主な商品
三島食品の商品群の一部

ゆかりのほか、鰹削り節が主原料の「瀬戸風味」、黒のりが主原料の「海苔風味」などのふりかけをラインナップする三島食品は、国内のふりかけ市場において業務用でシェア1位、家庭用では3位の座を獲得しているが、「安全でおいしいものを作ることに、昔からこだわってやってきました」と広報の佐伯俊彦氏は同社の特色を語る。

三島食品 広報 佐伯俊彦氏
三島食品 広報 佐伯俊彦氏

そのこだわりの1つは、ゆかりの原料となる赤しそにも当然見られる。ゆかりには、三島食品が20年の歳月をかけて独自開発した「豊香(ほうこう)」というオリジナル品種の赤しそが使われている。

「しそは1年に1回しか収穫できません。その年に収穫した中から、特に香りと食感に優れたしその種を確保し、それを翌年に撒く。そしてまた、その中から特に優れた種を確保する。これを20年繰り返して完成したのが豊香です」

赤しそ
ゆかりの原料となるオリジナル品種の赤しそ「豊香」を栽培している畑。佐伯氏は「“赤しそなら三島食品と言ってもらえるように、日本一、世界一を目指しています」と話す

そして、こうした三島食品のこだわりは、日々の業務を支えるネットワークについても発見することが可能だ。

同社は今年7月、KDDIのイントラネットサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2(以下、WVS 2)」を全国の拠点をつなぐネットワークとして採用した。

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