ICT技術解説[第5回]超話題の「iBeacon」を徹底解説――O2Oの本命となるか!?

アップルがiOS 7から搭載した新機能「iBeacon」に注目が集まっている。スマートデバイスユーザーの位置情報を活用してクーポンをプッシュ発信できるなど、O2O用の技術として期待が高まるiBeaconの仕組みや他の技術との違い、実用化状況などを徹底解説する。

1.iBeaconとは?

アップルがiOS 7から搭載した新機能「iBeacon」(アイビーコン)が大きな話題を呼んでいる。iBeaconは、低消費電力の近距離無線技術であるBluetooth Low Energyを活用してiOSデバイスの位置情報を把握し、プッシュ型情報提供サービスなどを行うための機能である。

iBeaconの利用イメージ
iBeaconの利用イメージ[出所:Estimote社(http://estimote.com/)]

iBeaconを利用すると、どんなことができるのか――。アップルは率先してその具体例を示すため、米国のApple StoreにおいてiBeaconによる情報提供サービスを開始している。iOSデバイスに「Apple Store」アプリをインストールしておくと、Apple Store内のiPhone展示場所に近づくだけで、iPhoneの最新情報などがプッシュ配信されて自動表示される。また、レジカウンターまでの距離をiOSデバイス上に表示するといったことも可能だという。

Estimote社によるiBeaconの紹介ビデオ

ネットを活用して実店舗での購買行動を促すO2O(Online to Offline)が脚光を浴びているが、その実現技術の1つとして急浮上したのがiBeaconなのである。

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