NTT Com、クラウド型教育プラットフォームに「心の健康観察」機能を追加

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2024年3月29日、同社が提供するクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」に、児童・生徒の毎日のメンタルヘルス状況を把握し、学校全体でサポートするための「心の健康観察」機能を追加すると発表した。

これまでまなびポケットでは、教職員が学級状態を多角的に把握することができるアンケートツール「WEBQU」や、オンライン教育システムMEXCBTで配信される児童・生徒の自己評価型の質問紙であるScTN質問紙の結果を可視化する「ScTN view」などの機能を提供してきた。

これらのサービスに加え、同サービスを提供することにより、児童・生徒の毎日のメンタルヘルスを把握しやすくなり、多角度から学校側でのより迅速なサポートが可能となるという。

同サービスでは、まなびポケット上に表示される4つの選択肢から児童・生徒が自身のメンタルヘルスに合う選択肢を回答し、教職員はその結果を確認することができるという。ネガティブな回答が続いている児童・生徒はアラート表示され、教職員による支援が必要な児童・生徒の早期発見をサポートする。また、まなびポケットのアカウントから利用できるため、すでにまなびポケットを利用中の場合、新規アカウント登録は不要であり、学校側のシステム管理の負担を軽減するとしている。

心の健康観察 画面イメージ

心の健康観察 画面イメージ

各学校の心の健康観察のデータは、まなびポケットを利用している自治体向けのダッシュボードに連携され、サマリー情報が可視化されるという。ダッシュボードは学校だけでなく教育委員会でも閲覧可能であるため、自治体内で同サービスを利用している全学校のアラート件数の推移を確認し、データから対策を検討することが可能になるとのこと。

さらに、まなびポケットの保護者向けデジタル連絡機能を利用している場合は、欠席状況なども同じダッシュボード上に可視化されるため、児童・生徒の様子を一元的に確認することが可能としている。

ダッシュボード 画面イメージ(例:教育委員会)

ダッシュボード 画面イメージ(例:教育委員会)

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