NTTドコモ「GALAXY S」の発売開始――山田社長は今年度スマートフォン販売台数100万台の目標達成に自信

NTTドコモは2010年10月28日、サムスン電子製のスマートフォン「GALAXY S」の発売を開始した。発売に先立ち、東京・有楽町の「ビックカメラ有楽町店」では記念イベントが開催された。

発売記念イベントには、ドコモ山田隆持社長、ビックカメラ宮嶋宏幸社長のほか、女優の堀北真希さん、ダース・ベイダーも登場

イベントに登場したドコモの山田隆持社長は「10月5日に発表して以来、大きな反響があった。10月15日から予約を開始したが、たくさんのお客様に予約をいただいた。充実したスペックで、インターネットや動画、ゲームなどに楽しんでいただける」と語った。

GALAXY Sは、サムスン独自の有機EL「SUPER AMOLED」のタッチパネルディスプレイを搭載し、高精細な画像を特長とするほか、Android 2.2とFLASH10.1にも対応する。国内のスマートフォン市場はアップルの「iPhone 4」が独り勝ちの状況にあるが、山田社長は「iPhone 4に競合できる機種だと思っている。iPhoneと外観は似ているが、GALAXY SにはSUPER AMOLEDが搭載されており、iPhoneとは違うよさがある」と自信を見せた。

ドコモはGALAXY Sの発売に合わせ、同日よりドコモマーケットでフラッシュゲームや動画などのコンテンツを配信する。また、電子書籍のトライアルサービスも開始、約50の小説やコミックを無料で提供する。ユーザーの反応を見た上で、来年早々にも本格サービスに移行する予定。

ドコモでは、今年度スマートフォンの販売台数100万台を目標に掲げている。上期はXperiaの好調で60万台近くを販売した。GALAXY Sは5万台以上の予約が入っているほか、冬春モデルでさらに数機種が追加されることで、「100万台より20~30%上回る可能性もある」(山田社長)という。

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