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【CEATEC JAPAN 2010】KDDIブースの目玉は「IS03」とLTE検証用ハンドセット、3D自由視点などコンテンツ技術にも意欲

文◎藤井宏治(IT通信ジャーナリスト) 2010.10.07

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幕張メッセで開かれている「CEATEC JAPAN 2010」、KDDIブースではやはり4日発表されたAndroid2.1搭載の新スマートフォン「IS03」(シャープ製)が注目を集め、3カ所に設けられた体験コーナーは多くの来場者を集めた。

加えてモバイル分野ではもう1つ、同社が2012年のサービス開始を目指すLTEの検証用ハンドセットが関心を集めた。これは同社が計画中の1.5GHz帯でのトライアルに実際に使われるもので、一般公開は今回が初となる。

 

IS03のトライアルコーナーには多くの人が集まった
IS03のトライアルコーナーには多くの人が集まった



近い将来の実用化を想定した興味深い技術が参考出展されていることも、今年のKDDIブースの大きな特徴となっている。

その1つがau携帯電話との間をBluetoothで接続することで、Wi-Fiモバイルルーターとしての役割を果たす「Bluetooth/無線LAN変換ルーター」だ。今年に入って多様なWi-Fi機器をモバイル回線経由でインターネットに接続できるWi-Fiモバイルルーターが脚光を浴びており、KDDIも商品化を検討中だが、もう1つのアプローチとしてこの製品の開発を進めている。KDDIではこの機器を、別にPC向けデータ通信プランの契約をしなくても、既存の携帯電話の定額料金プランに若干の料金を上乗せをするだけで使えるようにする考えだ。Bluetoothと無線LANの間の干渉を抑える作り込みがされているので、3G回線が空いていればWi-Fi機器から1Mbps程度の速度でのインターネット接続が可能だという。

 

既存端末の回線で複数のWi-Fi機器を利用できる「Bluetooth/無線LAN変換ルーター」
既存端末の回線で複数のWi-Fi機器を利用できる「Bluetooth/無線LAN変換ルーター」



固定通信のビジネスとの絡みで注目されるのが「電力線・同軸線を利用した『超高速』有線LANモデム」のコーナー。これは屋内の電気配線を利用してデータ通信を行うPLC技術を、テレビの同軸配線にも使えるようにしたもので、KDDIは電力線と同軸ケーブルを組み合わせて現行のPLCより高速なLAN環境を構築できるソリューションとして展開する考えだという。

もう1つユニークな技術に「背面入力インターフェース」がある。スマートフォンなどタッチパネルディスプレイで操作を行う機器が増えているが、指で表示が隠れるなど操作上の問題点もある。そこでタッチパネルをディスプレイ上ではなく、空いている端末の裏面に配置して操作できないかというのがこの技術だ。背面入力インターフェースを導入すると、操作が親指ではなく人差し指で行われるようになるため、作業効率の向上も見込めるという。ブースではタブレットPCを模した試作機で実際に使い勝手を試すことができる。

 

背面入力インターフェース
背面入力インターフェース



テレビなどを活用した新しいコンテンツサービスの紹介にも力が入れられている。この分野の目玉は、ユーザーが手元のリモコンを操作して任意の視点からの3G画面を楽しむことができる「3D自由視点」で、シアターでの大画面展示も行われている。このほか、テレビ番組の画面に携帯電話をかざすと、携帯電話にユーザーの属性(例えば男女)に応じた情報が配信される「smARtテレビ視聴」、個人のニーズに応じて各種の情報ソースを自動的に編集し新聞の形でテレビやスマートフォンに配信する「パーソナライズド新聞」など、KDDIの今後のコンテンツメディアサービスの方向性がうかがえるものが、数多く出展されている。

 

ユーザーの操作で任意の視点からの映像が楽しめる「3D自由視点」
ユーザーの操作で任意の視点からの映像が楽しめる「3D自由視点」

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