NTTドコモ、サムスン電子製Android端末「GALAXY S」「GALAXY Tab」を発表

NTTドコモは2010年10月5日、Android 2.2を搭載したサムスン電子製スマートフォン「GALAXY S」「GALAXY Tab」を発表した。

NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏(左)とサムスン電子無線事業部長社長の申宗均氏

GALAXY Sは約4インチのSUPER AMOLED(有機EL)タッチパネルディスプレイを搭載する。反射率が4%と従来の有機ELより低く、晴れた日中の屋外でも見やすいという特長があるという。ドコモ代表取締役社長の山田隆持氏は「全世界で販売台数が500万台を突破している人気モデル。超高精細で、ドコモが掲げる“スマートフォン新時代”にふさわしい」と語った。

有機ELディスプレイ「SUPER AMOLED」を採用した「GALAXY S」

GALAXY Tabは、約7インチTFT液晶のタッチパネルディスプレイを搭載したタブレット端末。薄さ12.1mm、重さ382gと「片手で扱え、スーツの内ポケットにも入る」(山田社長)。4000mAhの大容量バッテリーを備え、動画なら最長約7時間視聴できる。タブレット端末としては珍しく、音声通話や3メガカメラも搭載する。

「GALAXY Tab」は、インターネットや電子書籍の利用に適した約7インチのディスプレイを搭載する

GALAXY S、GALAXY Tabはいずれも、iモードのメールアドレスが利用できる「spモード」や「ドコモマーケット」、電子書籍のトライアルなどドコモ独自のサービスに対応する。サムスン電子無線事業部長社長の申宗均氏は「日本のユーザーは洗練されたデバイスを求める。最新のAndroid 2.2を搭載し、spモードを採用するなど日本向けに準備をした」と述べた。一方、日本向けの仕様では、FMラジオやテザリングなどの機能を省いている。「日本のユーザーに最適な機能に絞り込んだため」(NTTドコモプロダクト部長の丸山誠治氏)という。

GALAXY Sは10月下旬の発売で価格は新規の2年契約で3万円弱。GALAXY Tabは11月下旬の発売で価格は同条件で4万円強となる見込み。

ドコモでは、今年度中にスマートフォンの販売台数100万台を目標に掲げている。山田社長によると、4月に発売したソニー・エリクソン製「Xperia」の販売台数はすでに50万台近くに上る。さらにGALAXY SとGALAXY Tabが加わることで、「当初の目標は十分に達成できる」との考えを示した。また、11月に発表される秋冬モデルでは、「おサイフケータイ」やワンセグ、防水といった日本のユーザーが携帯電話に求める機能に対応したスマートフォン5機種を投入する予定で、「iPhoneに十分競合できると確信している」と自信をのぞかせた。

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