“Androidのセキュリティ管理はクラウドで” ―― AXSEEDが「Galaxy S」にも対応した新サービス

AXSEED(アクシード)は2010年10月5日、Androidスマートフォンを利用する法人向けに、セキュリティ管理クラウドサービス「SPPM for Android」を発表した。正式サービスの開始は12月からの予定で、それに先駆け、10月下旬より試用を受け付ける。

同社は従来、Windows Mobileスマートフォンを対象とした、ITシステム管理者向けのセキュリティ管理システムとして「SPPM」を開発・提供してきた。「SPPM for Android」はこれをAndroidスマートフォン向けに対応させたもの。法人での業務利用の際に課題となることが多い、カメラ起動の制限といったデバイスコントロール、利用状況の把握などが可能だ。

図表:「SPPM for Android」のサービス利用イメージ(出典:AXSEED)

特長は3点。第1に、Androidスマートフォンに常駐するSPPM端末ソフトにより、管理者が設定したセキュリティポリシーを端末に適用することで集中管理が可能になる。また、紛失や盗難時にはリモートからの端末ロック、データ消去、位置情報の取得が可能で、情報漏えい対策に貢献する。なお、本サービスは同日NTTドコモから発表された新端末「GALAXY S」(サムスン電子製)にもいち早く対応しており、GALAXY Sであれば、データ削除だけでなく端末の初期化(ワイプ)も可能という。

3つ目の特長は、端末の利用状況の把握が可能なことだ。SPPM端末ソフトからの警報やログから、ポリシー違反の疑いのある端末や、利用されていない端末を検知して管理者へメールで通知する機能を持つ。

管理者用の「SPPM for Android」管理画面(左)と、端末のロック画面(クリックして拡大)

現時点での対応端末は、前述のGALAXY Sのほか、Xperia、LYNX、HTC Desire、IS01。AXSEEDでは、今後発売されるAndroidスマートフォンについても順次対応していく予定という。

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