「100GbEは2012年から普及」米ブロケード サンジェイ・カンナ氏インタビュー

クラウド化の波に乗り、勢い増すブロケード コミュニケーションズ システムズ。2008年のファウンドリーネットワークス買収でデータセンター向けに留まらない総合ネットワークベンダーとなったが、今回は旧ファウンドリーの主力製品、ハイエンドルーターについて米本社シニア・プロダクト・マネージャーのサンジェイ・カンナ氏に聞いた。

――ブロケードは6月、ハイエンドルーターNetIron MLXシリーズ対応の新しいブレード製品を投入しました。トラフィック急増やクラウド化の進展などを背景に、ネットワークインフラは一層の大容量化を迫られていますが、新製品はこの課題にどう応えますか。

カンナ 世界の大手IXでは、18~24カ月ごとにトラフィックが2倍に増大しています。また、データセンターではサーバー仮想化がトレンドですが、2009年に18%だった仮想化されたサーバーの割合は、2012年には50%に達すると予測されています。これが意味するところは、1つのリンクにより多くのトラフィックが流入するということです。

こうした変化に対応するにはルーターの高性能化が不可欠ですが、我々の戦略は「まず既存のルーターの高密度化により、キャパシティを上げる」というものです。過去の投資を保護できますし、また1つの大容量ルーターに集約することはネットワークのシンプル化にもつながるからです。

今回の新製品は、従来比2倍となる8個の10GbEポートを搭載しており、1台のルーターで最大256個の10GbEポートを実装できます。10GbEのワイヤスピードポート数では、コアルーターの中で我々が最高です。また、ポート単価は40%、ポート当たりの消費電力は45%削減しました。

NetIron MLXシリーズ ブレードの新製品
左はMLXシリーズ、右はブレードの新製品


――キャリアイーサネット向けの「8x10G-Mブレード・シリーズ」とデータセンター向けの「8x10G-Dブレード・シリーズ」という2つのブレードを用意していますが、その理由は。

カンナ データセンター向けはMPLS/VPLS機能などを省いており、その分、低価格に設定しています。競合他社のルーターは通常、データセンター向けとサービスプロバイダー向けで別々のプラットフォームになっています。そのため、運用負担が大きくなるだけでなく、設備投資額も膨らみます。一方、MLXシリーズの場合、単一のプラットフォームでデータセンターとキャリアイーサネットの両方の目的に利用できるのです。

月刊テレコミュニケーション2010年8月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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