IoTで清酒づくりの技能伝承、NTT東らが実証実験

権田酒造、渡辺製作所、NTT東日本 埼玉支店は2018年6月26日、IoTを活用した清酒製造の実証実験を実施すると発表した。

清酒製造工程にセンサーを導入。データの蓄積・解析により、技能伝承を図る。実験は10月上旬から来年3月下旬まで、権田酒造にて実施する予定だ。

実験では、仕込蔵とタンク内の3カ所に温度センサーを設置し、もろみの温度や室温を24時間計測。異常を検知した際には、アラームを通知し、遠隔から状況確認できるようにする。

また、手動で計測したアルコール度数や糖度、作業記録を、計測されたデータに紐付け、継続的にクラウドへ蓄積。これにより、熟練者の手法や、高品質の製品ができたケースの温度管理モデルを作成して以降の清酒製造に活かすという。

温度の計測には、渡辺製作所の光ファイバー技術を用いた温度センシングシステムを用いる。電気センサーと異なり、清酒の品質に影響を与えないセンシングを実現できるという。NTT東日本 埼玉支店は、クラウド型Wi-Fiの「ギガらくWi-Fi」などのネットワークや、クラウドへのデータ蓄積を可能とする「フレッツ・あずけ~る Pro」などを提供する。

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