LoRaWANでプラント設備を監視――横河電機とNTT西日本が実証実験

横河電機とNTT西日本グループは2017年11月27日、プラント設備でLoRaWANを活用した実証実験を行うと発表した。

国内のプラントにあるコンプレッサやポンプ、モーターといった回転機などの設備に、横河電機の産業用IoT向け無線センサ「Sushi Sensor(スシセンサ)」を設置。NTT西日本グループのLoRaWANネットワークに接続し、設備の状態をオンライン監視する仕組みを構築する。

プラントの回転機では、経験を積んだ運転員による数時間に一度の巡回点検と、数カ月に一度の定期点検が行われているという。それが無線センサとLoRaWANネットワークを活用することで、オンライン監視およびデータ蓄積が可能となり、(1)運転員の経験と勘に依存しない適切な保守作業の実施、(2)設備異常(予期しないシャットダウン等)の早期発見によるプラント稼働率の向上、(3)収集データ分析による故障の早期回復といった効果が期待できるとのこと。

横河電機とNTT西日本グループは今回の実証試験を通じて、石油・石油化学・化学・LNGなどのプロセスプラントで、産業用IoTを活用した新たな価値創りを目指すとしている。

実証実験のイメージ図
実証実験のイメージ図

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