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全国にある500万事業所がヤマハNW機器のターゲット市場――柔軟な拠点展開を支えるSD-WAN的な機能強化も

文◎唐島明子(編集部) 2017.11.24

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ヤマハとSCSKは2017年11月22日、ネットワーク機器のアップデートセミナーを開催した。ヤマハのルーター、スイッチ、無線LANアクセスポイントの新機能や、現在開発中の新製品情報が紹介された。昨今のネットワーク環境の激しい変化に柔軟に対応できる管理機能なども追加していくという。


「総務省の統計によれば、民間の事業所数は日本全国で570万。そのうち、従業員数が10人以下は約430万で、20人以下になると500万になる。この500万事業所がヤマハのネットワーク製品がターゲットにしているマーケットだ」

こんな言葉から始まった、SCSKとヤマハによる「ヤマハ ネットワーク製品アップデートセミナー」では、ヤマハのスイッチ製品、無線LAN製品、ルーター製品の最新情報が紹介された。

中堅・中小企業や全国展開企業の各拠点オフィスなど、比較的小規模な環境でも最近のネットワーク環境は激しい変化に晒されている。そうしたネットワーク環境を安全に保ち、容易に管理できるようにするための新しい機能が、ヤマハのネットワーク製品に加わっている。

L2スイッチは機能がさらに充実ここから、スイッチ、無線LANアクセスポイント(無線AP)、ルーターの順で、ヤマハのネットワーク製品の最新情報を確認していこう。

ヤマハのスイッチ製品「SWXシリーズ」には、3種類のL2スイッチがある。そこに新たに加わるものとして紹介されたのが、L2スイッチ「X18-P」とL3スイッチ「X18-R」だ。

X18-PとX18-Rの想定利用シーン


まず、特定のエリアをまとめる“フロアスイッチ”としての利用が想定されているX18-Pは、8ポートの「X18-P-8」、16ポートの「X18-P-16」、24ポートの「X18-P-24」の3つある。

これらのスイッチは、同社が2015年9月から発売しているSWX2300と同様に、VLANやQoSの機能を備えている。さらに、Voice VLAN、ポートセキュリティ、Web認証といったL2スイッチ機能のほか、SSHサーバ、RMON、端末監視、LLDP(Link Layer Discovery Protocol)、パフォーマンス観測、SDカードによるファーム起動/更新などの設定・管理機能なども追加される。なお、24ポートのX18-P-24は、複数のスイッチを仮想的に1台として見せるスタック機能にも対応する。

x18-Pの機能一覧



L3スイッチは用途別に3種類もう1つのX18-Rは、“バックボーン”を構成するためのスイッチであり、中小企業・零細・SOHO向けで8ポートの「X18-R-8」と、中堅企業・学校・病院向けで24ポートの「X18-R-24」と48ポートの「X18-R-48」がある。3つとも、X18-Pと同様のスイッチ機能、管理・設定機能を備えながら、用途に応じてL3スイッチの機能が加わっている。

​X18-Rの概要


中小企業・零細・SOHO向けのX18-R-8は、転送性能とスタティックルーティングがあれば十分であることから、DHCP v4とスタティックルーティングがL3の機能として加わっている。

他方、中堅企業・学校・病院では、転送性能とスタティックルーティングのほかにも、高い信頼性が求められる。そこで、24ポートと48ポートは、ともにスタック機能を搭載しているほか、ダイナミックルーティングプロトコルのRIP v1/v2、OSPF v2/v3に標準対応する。

​X18-Rの機能一覧

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