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エリクソン・フォーラム、カテゴリーM1の音声サービスボタンやスマートシティのデモ展示

文◎唐島明子(編集部) 2017.10.19

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エリクソン・ジャパンは2017年10月19日、「ERICSSON FORUM 2017 ‐BEYOND CONNECTIVITY‐」を開催した。フォーラムのデモエリアにはいくつかの展示があったが、今回はIoTブースで紹介されていた、①カテゴリーM1のVoLTE機能を利用した音声サービスボタンと②スマートシティソリューションを紹介しよう。

①音声サービスボタンは、日本では来年からの商用開始が見込まれているセルラー版LPWAの「カテゴリーM1(LTE Cat.M1)」を利用するソリューションだ。セルラー版LPWAには「NB-IoT(LTE Cat.NB1)」とカテゴリーM1があり、NB-IoTは音声通話に対応していないが、カテゴリーM1はVoLTEの音声通話に対応している。



音声サービスボタンにはSIMが内蔵されており、ボタンが押されると予め指定した電話番号に架電されるというシンプルな仕組みだ。利用シーンとしては、会社のコーヒーマシンに設置しておき、マシンが壊れたら修理会社に電話できるようにしたり、会社の受付に設置して来訪者がタクシーを呼ぶためのボタンとして、ボタンを押したら周辺のタクシー会社に電話することなどが考えられる。


カテゴリーM1で音声通話に対応する「音声サービスボタン」のデモ用デバイス


音声サービスボタンの利用イメージ。コーヒーマシンが壊れたら、社内の管理部門等に問い合わせなくても、直接修理会社にすぐに連絡できる(左の画像)

LoRa/LoRaWANやSigfoxなどノンセルラーのLPWAでも、同様のボタンサービスが登場しているが、それらのサービスでは音声通話機能はない。音声コミュニケーションによる柔軟性のある意思疎通が必要なケースでは、カテゴリーM1の音声ボタンサービスは非常に有効な手段だ。

なお、デモ展示されていたコーヒーマシンとタクシーの音声サービスボタンは、いずれも1つのボタンで1つの架電先となっていたが、2つのボタンを設置してボタンごとに違うところへ架電するような設定も可能だという。

②スマートシティのソリューションは、エリクソンが提供するプラットフォーム「IoT Accelerator」を利用するもので、オランダのアムステルダムや米国の大都市(都市名はまだ非公開)などで検証・導入が進んでいるという。





IoT Accelertorでは、クルマやバス、ネットワークカメラ、街灯、街中に設置したセンサーなど街中の情報を集約。これまでサイロ化されていたデータやサービスを共有できるようにすることも可能だ。利用シーンの1つとして、過去の渋滞情報をもとに今後の渋滞予測をしたり、その予測をベースに最適な輸送ルートを設定することなどが考えられるそうだ。また、どのエリアに人がたくさんいて混雑しているかなどを推定するために、街中のCO2センサーのデータを分析することなどが考えられているという。

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