レオパレス21が高齢者見守りにLoRa採用、賃貸住宅約57万戸への展開も

レオパレス21は、MTESと共同で、レオパレス21が運営する介護施設「あずみ苑グランデ草加(埼玉県草加市)」において、介護業界初となるIoTとLoRa技術による「高齢者見守りシステム」の実証実験を2017年9月25日から開始した。施設利用者の健康管理や安全強化などのサービス向上と、施設職員の負担軽減の実現を目指す。

LoRaは低消費電力、小データ量、広域守備範囲を特徴とする無線方式「LPWA(Low Power, Wide Area)」の一種。レオパレス21は今回の実証実験でその有用性を検証することにより、スマートロック導入や物件駐車場の遠隔管理など、全国約57万戸を展開する当社賃貸住宅のさらなるIoT化に向けた技術開発を推進していくとしている。


バイタルチェック画面(左、サンプル)と、非接触バイタルセンサー

今回の実証実験では、MTESがIoTとLoRa技術による「非接触のバイタルチェックシステムおよび異常認知監視カメラなど」を開発。非接触バイタルチェックデバイスにより、脈、体の動き、呼吸などを身体的負担なしで計測が可能になるという。データはリアルタイムで計測され、職員の労働負荷低減につながる。

実験の概要は次の通り。(2~5は随時実施の予定)

1.ベッドへの非接触バイタルチェックデバイス設置による24時間見守り
2.異常認知時のみに撮影するカメラの稼働
3.ドア、窓へのセンサー設置による入退室状況の見守り
4.上記、異常時にお知らせするナースコールとの連携
5.本システムのセキュリティー性能と各システムの接続確実性

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