企業ネットワーク最前線

台湾で始まったアジア・シリコンバレー計画「IoTで日本企業と連携を!」

文◎太田智晴(編集部) 2017.09.07

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

(左から)桃園市政府 経済発展局 局長の
朱松偉氏と安川情報システム 代表取締役
社長の諸星俊男氏

台湾の“空の玄関口”である桃園市で「アジア・シリコンバレー計画」がスタートしている。国内外のIoT関連企業を集め、IoTによるイノベーションを活性化させようという国家プロジェクトだ。日本企業の参加も呼び掛けている。

 
PCやスマートフォン、プリント基板、液晶パネルなど、様々なICT製品の“工場”として知られる台湾で今、「アジア・シリコンバレー計画」が動き始めている。

シリコンバレーのように、持続的にイノベーションが生まれるエコシステムを作り、IoT分野で様々なイノベーションを起こしていこうというプロジェクトだ。

このアジア・シリコンバレー計画の推進拠点として選ばれたのが桃園市である。

「これまで桃園市の重要な産業というと、ICTのハードウェアの製造だった。しかし今後は、よりサービスに近い、“IoTの分野につなげていきたいというのが私の思いだ」

来日した桃園市政府 経済発展局 局長の朱松偉氏はこう語った。

日本企業と台湾企業がアジアのシリコンバレーで共同開発アジアを代表するハブ空港の1つ、桃園国際空港のある桃園市。最近は交通機関の発達に伴い、首都である台北市とも同じ生活圏を形成しており、人口成長率は全国ナンバー1だ。

また、産業面においても、工業生産額で14年連続全国ナンバー1。市内には30の工業区があり、ICT関連以外では航空機、電気自動車、バイオなどで高い実績を持っている。

都市と産業の「バージョンアップ」を目指しているという桃園市
都市と産業の「バージョンアップ」を目指しているという桃園市


このように伸び盛りの桃園市をアジアのシリコンバレーにするための具体策の1つが、企業間交流を促進するためのイノベーションセンターの開設だ。

B2C領域におけるIoT応用ソリューションの展示・デモサイトである「アジア・シリコンバレーイノベーションセンター」、B2B領域を対象にした「IoTイノベーションセンター」、ベンチャー企業の創業支援・イノベーションを行う「国際青年起業ビレッジ」の3つの拠点を桃園市内に設ける。

デモサイトとイノベーションセンターを桃園市に設置
デモサイトとイノベーションセンターを桃園市に設置


これにより企業間の交流を活性化し、IoT関連のイノベーションを加速させるのが狙いだが、今回、桃園市政府の朱局長らが来日した目的の1つは、日本企業の参画を促すことにある。

IoTソリューションで先行する日本企業と、ハードウェア製造に強みを持つ台湾企業がパートナリング。IoTソリューションを共同開発し、日台が連携してアジア市場へ事業展開しようというシナリオを描いている。

日台の企業が連携してアジア市場の開拓へ
日台の企業が連携してアジア市場の開拓へ

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

necpf1711
nec1711
hpearuba1711

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】IoTと宇宙
<Part 1>衛星画像で超広域IoT
<Part 2>これが未来の衛星通信だ
<Part 3>センチメーター級測位がIoTを変える

◆京セラコミュニケーションシステム 黒瀬社長「Sigfoxで世の中は変わる!セルラーIoTとは別世界だ」 ◆働き方改革で用途広がるPBX/ビジネスホン ◆導入後に困らないWi-Fiを作ろう ◆“タフな無線”でドローン操縦 ◆「IoT自販機」を地域の見守り拠点に

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

Office 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため
NWを見直すべき10のポイント

実際の失敗例をもとに、ネットワークの見直しのポイントを整理する。

無線LAN APだけで電子証明書も運用可能に 運用管理を容易化する工夫も満載!無線LAN APだけで 電子証明書も!

ヤマハのAPは内蔵コントローラ で複数のAPを統合管理できる。セキュリティ機能も充実だ。

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御 ワイヤレスIPSをお求めやすい価格で!「見えない脅威」にさらされている
無線LANをどう守る?

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御するワイヤレスIPSを手頃な価格で!

オンプレミス型のPBX/ビジネスフォンは“時代遅れ”では決してない。

機械学習/AIを使った自律運用型ネットワークをArubaは提案する。

ウォッチガードなら「導入運用の容易性」と「強固なセキュリティ」を兼ね備えたWi-Fi環境が手に入る。

パブリッククラウドの普及で、設計・構築・運用法が大きく変わった!

待望の後継機が遂に登場!電話番号の最大登録数は2倍に向上。

ソフトバンクのMDMは、管理者の運用負荷を軽減しながらセキュアな利用を可能にする。

働き方改革はICTツールの導入・活用から取り組むのが有効だ。

大量のアラートをさばくのに忙殺される、旧態依然の運用と決別しよう。

NECのソリューションなら、多様なモバイルワークをセキュアに実現!

「WhatsUp Goldならコスト半減も可能」。イプスイッチの関口氏はこう自信を見せる。

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
iot16
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます