キーパーソンが語る

「“IoTのOKI”実現の準備は整った」、OKI坪井常務インタビュー

聞き手◎太田智晴(編集部) 2017.08.29

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

OKI 常務執行役員
情報通信事業本部長 坪井正志氏

IoTは、いわば「総合力」のビジネスだ。デバイス開発・製造からIT、そして通信と幅広い技術が求められる。OKIは、この総合力を強みとする新たな成長戦略を描いている。「我々はそのすべてで、優れた技術と豊富な経験を持つ」と語る情報通信事業本部長の坪井正志氏にビジョンと戦略を聞いた。

 
――5月26日に「中期経営計画2019」(中計2019)を発表しました。その背景として、まずICT市場の現状と見通しについて聞かせてください。

坪井 ICT市場全般の傾向としては、調査会社が年率1.3%程度の成長と予測している通り、堅調だと考えています。ただし、その中身はかなり大きく変わると見ています。

デジタル変革に向けた投資が活発になり、一方、既存のシステム更新への投資は下がっていくでしょう。お客様のニーズに合ったソリューションをしっかりと提供しなければいけないと強く感じています。

――やはり、デジタル変革の波に乗ることが重要だと。

坪井 そうです。中計2019でも「安定収益の維持と新事業創出」を基本方針としています。既存事業の安定的な収益を基盤として、IoTという新事業を伸ばしていくということです。

――そのIoTビジネスのための土台作りが、2016年4月の組織再編でした。情報、通信、社会インフラの3事業を統合した情報通信事業本部の1年目の成果はどうでしたか。

坪井 情報通信事業の2016年度売上は1774億円と減収でした。ただ、これはキャリア向けや公共関連の売上減が要因で、それ以外のビジネスは堅調でした。

営業利益は144億円、利益率は8%で、収益性については計画以上を達成できました。キャリア・公共系の減収はある程度予測していたものであり、それをリカバリーするための構造改革を着実に進められたことで収益性を改善できました。

OKI 常務執行役員 情報通信事業本部長 坪井正志氏


――昨年の組織再編が実を結んだと。

坪井 3つに分かれていた事業本部を統合したことで効率的な体制になりました。どの事業も収益性は計画通り実現しており、堅調でした。

――新たなチャレンジに向けた土台がしっかりできたということですね。

坪井 その通りです。収益基盤が安定し、IoT関連技術に投資して成長するための準備ができました。

――収益基盤の安定化という意味では、IPテレフォニー事業の現状と見通しはどうですか。

坪井 市場全体は横ばいですが、OKIの販売数は伸びています。この分野でも投資を継続的に行ってきたことが成長につながっていますし、今後も続けていきます。
続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

著者プロフィール

坪井正志(つぼい・まさし)氏

1983年3月慶應義塾大学工学部管理工学科卒業後、同年4月沖電気工業入社。2002年4月マルチメディアメッセージングカンパニー・プレジデント。05年4月報通信事業グループIPシステムカンパニー・プレジデント。08年4月グローバルビジネス本部長。09年4月OKIネットワークス取締役。11年4月通信システム事業本部企業ネットワークシステム事業部長。15年4月執行役員、同年10月ソリューション&サービス事業本部副本部長。17年4月常務執行役員、情報通信事業本部長(現職)

スペシャルトピックスPR

watchguard1711
watchguard1712
cyvereason1712

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】ネットワーク未来予想図
     ~これから2020年までに起こること~


◆[インタビュー]原田博司 京大教授「Wi-SUN FANが海外で人気! LPWA市場で世界第3位へ」 ◆ブロックチェーンにIoT担当者が注目すべき理由 ◆SD-WANの2018年 ◆Skype for Businessが働き方を変える ◆“業界3位” エクストリームネットワークスの野望

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

日本マイクロソフトWindows 10/Office 365の更新
これだけ知っていれば怖くない!

ネットワーク帯域を圧迫するアップデートをうまく乗り切るには?

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズチェック・ポイントのSMB戦略
あらゆる環境で攻撃を未然に防ぐ

日本向けにローカライズし、パートナーもユーザーも扱いやすく。

ロジクールSkype for Business用
会議室コンソール「SmartDock」

働き方改革に有効なSfB会議が簡単かつ安全に始められる!

協和エクシオSfB導入の課題解決をサポート

協和エクシオは通建事業60年のノウハウを活かし、Skype for Business導入トータルサービスを提供する。

ソフトバンクSkype for Businessの利用促進
コスト大幅削減を実現するには?

ソフトバンクのGlobalMeet電話会議サービスで実現可能だ。

ブロードメディア・テクノロジーズグローバル企業の悩みを一掃!
“本当に使える”SD-WAN基盤

WANの課題を一掃するAryakaの
SD-WANが心強い味方になる。

NECネッツエスアイSilver PeakのSD-WANは
独自技術でSaaS通信をフル制御

「SaaSを快適かつ安定的に使いたい」という企業ニーズに応える。

日商エレクトロニクスクラウドが快適に使えるSD-WAN

日商エレクトロニクスが販売する「Cisco SD-WAN」(旧Viptela)は、常に進化し続けるSD-WANだ。

サクサ中小企業も容易にセキュリティ対策

サクサのUTM「SS5000」は、コンパクトながら充実機能。外部だけでなく内部の脅威にも対応できる。

Office 365ADCでOffice 365通信の課題解決!

Office 365通信の課題であるプロキシ/FWの負荷増大と運用の複雑化を一気に解決するのがADCだ。

ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンネットワークとPCを同時に守る!

ウォッチガードはNW防御にエンドポイントでのセンサー技術を組み合わせ、包括的で効果的な対策を実現!

サイバーリーズンAIで攻撃の兆候をリアルタイム検知
既知だけでなく未知の脅威も防御

AIを活用した独自分析技術で、悪意ある振る舞いを検知するEDR製品。

パロアルトネットワークスGTP-C/GTP-Uのセキュリティ強化
次世代FWをモバイル網に適用

携帯電話事業者のネットワークは次世代ファイアウォールが守る。

NECマグナスコミュニケーションズPHS/ISDNからLTEへ簡単移行!

「マルチキャリアで冗長化したい」「シリアルI/Fなど既存環境に手を加えたくない」といった声に応える。

アットマークテクノ柔軟な拡張性・出荷実績30万台の
安心感の日本製IoTゲートウェイ

ASEAN中心に認証を取得で、IoTシステムの海外展開にも便利だ。

Office 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため
NWを見直すべき10のポイント

実際の失敗例をもとに、ネットワークの見直しのポイントを整理する。

無線LAN APだけで電子証明書も運用可能に 運用管理を容易化する工夫も満載!無線LAN APだけで 電子証明書も!

ヤマハのAPは内蔵コントローラ で複数のAPを統合管理できる。セキュリティ機能も充実だ。

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御 ワイヤレスIPSをお求めやすい価格で!「見えない脅威」にさらされている
無線LANをどう守る?

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御するワイヤレスIPSを手頃な価格で!

オンプレミス型のPBX/ビジネスフォンは“時代遅れ”では決してない。

機械学習/AIを使った自律運用型ネットワークをArubaは提案する。

ウォッチガードなら「導入運用の容易性」と「強固なセキュリティ」を兼ね備えたWi-Fi環境が手に入る。

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション201712
wj2018b
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2017 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます