ニュース

ワイヤレスジャパン2017/ワイヤレスIoT EXPO 2017

「LoRaはすべてに対する解決策ではない」、LoRa Allianceのステュービング氏

文◎太田智晴(編集部) 2017.05.24

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

LoRa Allianceの幹部であるギャリー・ステュービング氏が、ワイヤレスジャパン2017/ワイヤレスIoT EXPO 2017の基調講演に登壇した。同氏はLoRaの最新動向を紹介するとともに、「LoRa、SIGFOX、5Gなど、現実には多くの技術がIoTの世界を支えていく」との見解を示した。

 

IoTの世界で今、最も注目を集めるテクノロジーの1つであるLPWA。SIGFOXとともに、そのリーダー的存在といえるのがLoRaだ。


「LoRaはどこで運用されているのか。すでに39のオペレーターが公式に展開しているほか、250以上のトライアルや都市での展開も行なわれている。また現在、LoRa Allianceには465くらいのメンバーがいる。なぜこれが大事なのか。いろいろなデバイスが作られていくためには、非常に活発なエコシステムが必要だからだ」

LoRaの展開状況 
LoRaの展開状況。黄色が正式アナウンス済みの国・地域、オレンジがそれ以外


「IoTネットワークの未来に向けたロードマップ・LoRaがもたらす新しいIoTの世界」と題して講演したLoRa Allianceのギャリー・ステュービング氏は、LoRaの現状をこのように紹介した。

LoRa Alliance Tresurerのギャリー・ステュービング(Gary Stuebing)氏
LoRa Alliance Tresurerのギャリー・ステュービング(Gary Stuebing)氏。所属するしシスコシステムズでは、IoT Standards Manager, Office of the CTAOを務める



LoRaによる位置情報サービスに高い関心低消費電力や広いエリアカバレッジ、低コストの通信モジュールを特徴とするLPWAは、LoRaだけではない。では、「LoRaは何が特徴的なのか。セキュリティに非常に時間をかけて取り組んでいる」と説明した。

「我々が得意のもの」として、もう1つ強調したのがジオロケーションサービスである。「スイスでは、牛にLoRaデバイスを付けた事例があるが、牛がどこに行ったのか、その位置情報を割り出すことができる」

位置情報の精度は、ルーラル地域で20から50メートルの誤差、都市部で120から200メートルの誤差だという。

「そのデバイスが今どこにあるかを追跡できるジオロケーションへの関心は最近、非常に高まっている。ゲートウェイの数が増えれば、精度も上がる」

LoRaのジオロケーションサービスの概略
LoRaのジオロケーションサービスの概略

大事なのはLPWAで何を達成したいかこのようにLoRaの特徴をアピールしたステュービング氏だが、一方でこうも話した。

「よく聞かれるのは、『LoRa、SIGFOX、5Gなど、たくさんの技術があるが、どれを使えばいいのか』という質問だ。しかし、大事なのは、自分たちが何を達成したいのか。現実問題として、それぞれに適した使い方があるわけで、そこを見極めていくことが大切だ」

さらに、非常に多くのユースケースがあるIoTにとって、「たくさんの技術が台頭していることは良いこと」としたうえで、「LoRaは非常に素晴らしい技術だが、LoRaがすべての問題を解決するとは考えないでほしい」と語った。

スペシャルトピックスPR

logicool1709
yamaha1709
uniadex1709

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】セルラーLPWAでGO!
●LTE-MとNB-IoTの違い/●世界のセルラーLPWA商用展開マップ/●注目セルラーLPWA事例 ほか

◆[インタビュー]NTTドコモ 執行役員 大野友義氏「対話型AIであらゆる生活を革新」 ◆LTEコードレス「sXGP」- 自営PHSから自営LTEへ ◆OTTも参戦!海底ケーブル市場の今 ◆ネットワーク監視ツール ◆働き方改革で拡大する法人スマデバ

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
IIJグローバルソリューションズ

スペシャルトピックス

待望の後継機が遂に登場!電話番号の最大登録数は2倍に向上。

ソフトバンクのMDMは、管理者の運用負荷を軽減しながらセキュアな利用を可能にする。

働き方改革はICTツールの導入・活用から取り組むのが有効だ。

大量のアラートをさばくのに忙殺される、旧態依然の運用と決別しよう。

NECのソリューションなら、多様なモバイルワークをセキュアに実現!

「WhatsUp Goldならコスト半減も可能」。イプスイッチの関口氏はこう自信を見せる。

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

ヤマトの総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」で様々な付加価値!

RADIUS内蔵APとの連携で無線/有線LANの両方でデジタル証明書認証

LPWAネットワークを自ら構築するなら、世界で豊富な実績を誇るキャリアグレードのActilityだ。

業界最高レベルのキャリア/サービスプロバイダ向けルータが登場する。

無線プロトコルスタック「SkWAN」搭載のLPWA基地局なら、1台で最大6400台のエンドデバイスを接続できる!

IBM Watsonが最適な活用方法や脅威対策を提供! 先進のPC/スマホ一元管理を実現する「IBM MaaS360」とは?

「企業向けソーシャルプラットフォーム」で働き方そのものも変える!

ペタバイトクラスも「大きなバケツ」で一括管理できる!

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
ws2017
iot15
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます