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日本HPEがIoTとクラウドで「次世代の会議室」―― 入退室を検知して設備もOffice 365も自動制御

文◎坪田弘樹(本誌) 2017.04.11

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日本ヒューレット・パッカードは2017年4月11日、“次世代ミーティングルーム”のショーケース「HPE Intelligent Spaces - Workplace」を東京・大島オフィスに設置した。IoTとクラウドを駆使することで、準備に時間を取られることなく「成果を出すことに集中できる」会議室を実現する。


日本HPの東京・大島オフィスに設置された“次世代の会議室”。「HPE Intelligent Spaces - Workplace」と呼ぶこのショーケースは、日本マイクロソフトの「Office 365」「Skype for Business」をはじめとするクラウドサービスや、Beaconで社員の位置を検知して照明その他の設備を制御するIoT技術を組み合わせたものだ。これにより、会議室の最適利用やコスト適正化、従業員の利便性向上などを実現するという。


東京・大島オフィスに設置された「HPE Intelligent Spaces - Workplace」


働き方改革へ「社員が会社に来たがる環境を作る」

記者説明会の冒頭、日本HPの吉田社長は同社が約10年にわたって続けてきた働き方改革の取り組みを紹介した。


ショーケースのお披露目となる記者説明会には日本マイクロソフトの平野拓也社長も駆け付けた


働き方改革は社内の制度整備や企業文化、社員の意識の変革といった様々な要素からなるが、吉田氏は「企業としてできること」として「会社のなかでいかに効率的に働けるか、社員が会社に来たがる環境を作ることも重要」と指摘。今回のソリューションはそのための施策の1つであると説明した。

なお、同社の働き方変革は日本マイクロソフトとのパートナーシップをベースに進めており、例えば2016年にはOffice 365 E5を全面導入している。17年4月には「有線の電話をすべて撤廃」し、社内の電話システムをSkype for Business Onlineに移行した。社員はWi-Fi経由で、PC等を使って電話を利用しているという。

ビーコンで入室を検知、わずか1分半で準備完了
さて、今回発表されたHPE Intelligent Spacesは、次の機能を実装している。

(1)会議室への入室を自動認識
(2)部屋の状況をリアルタイムに更新し、サイネージに反映
(3)フルセットアップ会議室テクノロジーによる会議の自動開始・終了
(4)物理的な出席者を同じデジタル空間に自動的に誘導
(5)会議出席者が使用するコラボレーションツールとの統合
(6)会議終了時に会議中に作成されたアウトプットを共有 

実際の会議の流れに沿って説明すると、参加する社員が部屋に入ると会議室に設置されたBeacon端末「HPE Aruba Beacon」がそれを検知して照明が点灯、予約情報と照合して会議室入口のサイネージの表示も自動的に変更される。なお、社員が持っているスマートフォンには、Beacon端末と通信するアプリが入っており、これで入室者が誰なのかを判断している。

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