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フィンテックが切り開く「金融IoT」の世界を読み解く

文◎西俊明(ライトサポートアンドコミュニケーション) 2017.03.27

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金融業界における「産業革命」とも言えるフィンテック(FinTech)への注目が高まっています。フィンテックは一体、私たちのビジネスや生活をどう変えていくのでしょうか。フィンテックがもたらすインパクトやその仕組みについて解説します。

 
2015年頃より、我が国でも「フィンテック(FinTech)」という言葉を、よく耳にするようになりました。

ご存知の通り、フィンテックとは「金融(Finance)」と「技術(Technology)」を組み合わせた造語であり、ここでいうTechnologyとはIT技術のことです。

現在使われている「フィンテック」という言葉に明確な定義はありませんが、「金融分野における、ITを活用して新たな価値を提案するサービス」、あるいは「そのようなサービスが次々と現れる現象」を指すことが多いようです。

そして、それらサービスを提供するフィンテックの主役たちは、ほとんどがITスタートアップやベンチャーというのも特徴的な点です。

ここ数年、急激に盛り上がってきた感のあるフィンテックですが、金融業界におけるIT技術の活用は、古くは20世紀の勘定系システムに始まる長い歴史を持っています。

2000年以降でも、電子マネーやオンラインバンキング、オンライン証券など、金融とITを巡るトピックスは常に存在したにも関わらず、なぜ今、フィンテックという言葉が、従来のトピックスに比べて格段に大きく注目されているのでしょうか。

その理由は、「フィンテックとは、金融産業における革命であるから」と、私は考えています。

具体的な根拠として、以下3点が挙げられるでしょう。

1.融資、決済、送金、資産管理、投資など、金融機能のあらゆる側面で、急激かつ同時並行的に変化が起きている

2.すべてのモノやコトがインターネットに対応するIoTの金融版と捉えることができる。

3.既存の金融サービスを本質から変容させ、社会に大きなインパクトを与える可能性がある


上記1項については様々な方が言及されておりますので、本稿では、2項と3項について、考えてみたいと思います。
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著者プロフィール

西俊明(にし・としあき)

慶應義塾大学文学部卒業。合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション代表社員/CEO。富士通株式会社で17年間にわたり、営業、マーケティング業務に従事。2008年、経済産業大臣登録・中小企業診断士として独立し、2010年、合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション設立。専門分野は営業・マーケティング・IT。Webマーケティングやソーシャルメディア活用のテーマを中心に、6年間で150社以上の企業や個人事業主のマーティングのコンサルを実施、120回以上のセミナー登壇実績をもつ。著書に『あたらしいWebマーケティングの教科書』『ITパスポート最速合格術』『高度試験共通試験によくでる午前問題集』(技術評論社)、『絶対合格 応用情報技術者』(マイナビ)、『やさしい基本情報技術者問題集』『やさしい応用情報技術者問題集』(ソフトバンククリエイティブ)、『問題解決に役立つ生産管理』『問題解決に役だつ品質管理』(誠文堂新光社)などがある。

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