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ハネウェルのIIoTビジョン「コネクテッド・プラント」とプラントの無線化

文◎唐島明子(編集部) 2017.02.24

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プラントの状況を一面に映し出す「オライオン
コンソール(Orion Console)」

世界的な大企業である米ハネウェルは昨年、IIoTのビジョンとして「コネクテッド・プラント」を打ち出した。同社のイベント「2017ジャパン・テクノロジー・サミット」(開催期間:2017年2月22~23日)では、コネクテッド・プラントのコンセプトや最新テクノロジーが紹介された。


製造現場などのオペレーション効率を上げる手段として注目されているIIoT(Industrial Internet of Things)――。そのビジョンを「ハネウェル・コネクテッド・プラント」として提示したのは、米ハネウェル(日本法人:ハネウェルジャパン)だ。

「2017ジャパン・テクノロジー・サミット」の講演に登壇したHPSバイスプレジデント兼CTOのジェイソン・ウルソ氏(左)、ハネウェルジャパン代表取締役社長のエリック・ワグナー氏(中)、HPSプレジデントのヴィマル・カプール氏

このコネクテッド・プラントでコネクティビティの対象となるのは、原油からガソリンをつくったり鉄鉱石から鉄をつくったりする「素材産業」の製造現場だ。素材や製品の製造現場であるプラントの自動制御は、「プロセスオートメーション(PA)」に分類される。

素材産業の他にも、自動車や電機のように部品を組み立て製品をつくる「加工組立産業」もある。これらは「ファクトリーオートメーション(FA)」として、PAとは別の路線で進化してきた。

プラントの制御システムをインターネットに接続「ハネウェルはこれから、『コネクテッド・プラント』を推進する。プラントの制御システムをインターネットにつなげ、新しい価値を提供していきたい」。イベントの講演に登壇した、ハネウェル・プロセス・ソリューションズのプレジデント、ヴィマル・カプール氏はこう語る。

同社が考えるコネクテッド・プラントは、サイバーセキュリティの心配がないネットワーク環境を構築したうえで、デジタルツインを生成。そのデジタルツインで生産プロセスを繰り返し最適化したり、データを可視化して分析することで具体的なアクションや意思決定に貢献する。

ハネウェルによる「コネクテッド・プラント」のイメージ図

コネクテッド・プラントは、これまで接続されてこなかったインターネットにつながるようになる。そのため今後は、今までより一層、力を入れてプラントに張り巡らされているネットワークをサイバー攻撃から守らなければならない。カプール氏は、「過去2年間でセキュリティ対策を大幅に強化した。サイバーセキュリティの専門家チームは監視を行うほか、シミュレーションやテストも実施している」と言う。
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