ICT×未来

ドコモのR&D最前線を見た!(5G活用サービス編)

文◎太田智晴(編集部) 2016.11.24

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NTTドコモは2016年11月16日~18日に開催したイベント「DOCOMO R&D Open House 2016」で最先端技術の数々を披露した。今回は、5Gを活用した新サービスへの取り組みについて紹介する。

 

DOCOMO R&D Open House 2016の主役の1つとなったのは5Gだ。5Gを支える技術の研究成果が数多く紹介され、2020年の商用化に向けて着々と準備が整ってきていることが窺われたが、ここで注目したいのは5Gで実現可能になるサービスである。

NTTドコモは来年5月以降、5Gのトライアル環境である「5Gトライアルサイト」を構築し、様々なパートナーと一緒に5Gを活用したサービスの創出に取り組むが、DOCOMO R&D Open House 2016でその内容を“プレ公開”した。

ALSOKやNECと取り組むのは、5Gを活用した高度化警備サービスだ。例えば、警備員が装着したウェアラブルカメラなどの映像をセンター側で解析し、犯罪の未然防止に役立てる。

 


5Gの高画質映像を警備サービスの高度化に役立てる

 

会場では、表情などの微動作(振動)から感情を可視化。犯罪を起こす可能性が高い不審人物を検出するデモ映像を見ることができた。「人間は何かアクションを起こそうとすると表情に変化が現れる。高画質なほど、より細かく表情を捉えることができ、5Gが貢献する」と説明員は解説した。

 

映像分析により感情を可視化して不審者を検出する
映像分析により、感情を可視化して不審者を検出する

 

新日鉄住金ソリューションズとは「5G FACTORY」のデモを披露した。AR/VR技術を用いて、遠隔地から生産現場の機器の操作を行うものだが、低遅延が特徴の5Gを活用することでリアルタイム性の高い遠隔操作を実現できる。なお、VRについては、凸版印刷や東武鉄道などとも取り組んでいる。

 

5G FACTORYを体験する来場者
5G FACTORYを体験する来場者


 

5Gの特徴は、高速大容量、低遅延、そして大量接続である。この3つをフルに生かそうとしているのが、「Live Multi Viewing」だ。イベント会場で映像をリアルタイムにスマートデバイスで視聴できるアプリで、TBSテレビ、WOWOWらが共同で開発・運営している。

 

Live Multi Viewingの画面
Live Multi Viewingの画面


「Wi-Fiを利用している現状は、遅延を優先するため画質を犠牲にしている。しかし、5Gなら高画質と低遅延を両立できる。また、スタジアムに集まった万単位の観客の同時視聴も実現可能になると期待している」(説明員)という。

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