スマートフォンのシグナリング負荷を低減――ファーウェイのソリューションをシンガポールの通信事業者が採用

ファーウェイ(華為技術)は2010年7月26日(シンガポール時間)、シンガポールの通信事業者であるスターハブが、ファーウェイのスマートフォンシグナリング・ソリューションの採用を決定したと発表した。

ファーウェイによれば、iPhoneなどの3Gスマートフォンやデータ通信カードには、2つの大きな特徴があるという。1つは「ハートビート」と呼ばれるもので、これはサイズの小さいデータパケットを頻繁に送信するアプリケーションだ。そしてもう1つは、「プレファストドーマンシー(pre fast dormancy)」と呼ばれるもので、アクティブ状態からアイドル状態への迅速な遷移である。これらの特徴はシグナリングトラフィックを大量発生させるため、ネットワークに大きな負荷をかけることになる。

今回、スターハブが採用したソリューションは、スマートフォンのシグナリングプロセスを最適化することにより、シグナリングトラフィックを低減するもの。試験ではシグナリングの余剰負荷が56%低減したという。その結果、モバイルネットワーク上で、より多くのデータトラフィックを処理できるようになる。

スターハブのピーター・クック副社長は、「モバイルブロードバンドのパイオニアである当社は、より高度なサービスを顧客に提供できるよう尽力している。 今回、ファーウェイのソリューションを導入したのも、スマートフォンのシグナリングによる負荷の問題を解決し、エンドユーザーにとっての利便性向上を目的としている」と述べている。

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