ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは2016年1月19日、IEEE 802.11ac対応の屋内用無線LANアクセスポイント「AP300」を新たに発表した。
AP300の最大通信速度は5GHz帯が1.3Gbps、2.4GHz帯が450Mbps、6本(3×3)のアンテナを内蔵している。IEEE 802.3af(PoE)/at(PoE Plus)に対応し、付属のマウントキットによって天井や壁に取り付けられる。
また、無線LAN接続にまつわる課題を解決する新機能として、VoIP端末との通信品質を改善する「高速ローミング」、クライアントとAP間の切り替え接続を迅速に処理する「高速ハンドオーバー」、クライアントが高品質の5GHz帯を利用できる「バンドステアリング」などが追加された。これらの機能は、従来から提供しているAP200でも、ファームウェアをバージョンアップすることで利用可能になる。
AP300は、無線LANコントローラー機能が搭載された統合脅威管理(UTM)アプライアンス「Fireboxシリーズ」と連携して無線LAN環境を提供し、これによりAPの一元管理が実現されるとともに、FireboxシリーズのUTM機能を適用できる。
販売開始日は2016年1月19日、出荷開始は2016年2月19日で、初年度メーカー保守込みの参考価格は1台あたり16万6500円(税別)となっている。