新潟市とNTTドコモ、ベジタリア、ウォーターセルの3社は、IoTを活用した稲作管理の実証プロジェクトに共同で取り組む。
「革新的稲作営農管理システム実証プロジェクト」と名付けられた同プロジェクトでは、大規模農業に取り組む稲作農業生産者の水田に、通信モジュールを搭載した水田センサなどを設置。湿度・温度・水位・水温などを自動計測する。そして、その解析結果をもとに農業従事者に必要な情報を提供することで、効率的な農家経営の実現を目指す。
農業従事者はスマートフォンなどから、日々の圃場管理の効率化やコスト削減、収穫量増加、品質向上などに役立つ情報を確認できるという。
実際の導入イメージ |
新潟県は日本最大の水田耕作地面積を持つが、農業従事者の減少や高齢化が進むなか、経験や勘に頼る従来型の農家経営が課題となっていた。実証プロジェクトに参加する農業生産者は22者(13法人、9個人)で、来年3月31日まで実施される予定だ。
プロジェクトの全体イメージ |