NTTレゾナントが新サービス「gooのスマホ」を発表―――端末、通信サービス、アプリ、サポートを「四位一体」で提供する

NTTレゾナントは2015年4月22日、事業戦略説明会を開催し、15年度の事業戦略と新サービス「gooのスマホ」を発表した。

NTTレゾナント 代表取締役社長の若井昌宏氏(中央)、同ポータルサービス部門長の鈴木基久氏(左)、ZTE アジア太平洋ロシア統括本部 総経理の張樹民氏(右)

NTTレゾナント 代表取締役社長の若井昌宏氏は冒頭、14年度はポータルサイトgooのユニークブラウザ(以下、UB)数が1.1億まで増え、手応えのある1年だったと振り返った。UB数の増加を牽引したのは「教えて!goo」にあると分析しており、15年1月に実施した同システムの全面刷新後には同サイトのUB数が6500万まで増加したという。

そのような14年度の成果を踏まえ、「15年度も『スマホを中心とした“おもてなし”』をさらに拡充する」(若井氏)と抱負を述べた。ただし、スマホをより便利に使いこなすにはまだ課題があるとした上で、「端末、通信サービス、アプリ、アフターサポートをワンストップで提供することがその課題の解決に繋がると考えられることから、今回、gooのスマホをデビューさせることになった」と、gooのスマホを紹介した。

gooのスマホは端末、通信サービス、アプリ、アフターサポートが「四位一体型のポータルサービス」で提供される

次に登壇したNTTレゾナント メディア事業部 ポータルサービス部門長の鈴木基久氏は、「たった今から、gooはオンライン・ポータルサービスから、パームトップ・ポータルサービスへと転換する」と宣言した。これまでgooは、webの中にあるオンライン上のポータルとしてユーザーが来るのを待っているだけだったが、これからは端末、通信サービス、アプリ、アフターサポートをまとめて提供し、ユーザーの手の中にある「四位一体型ポータルサービス」としてgooのスマホを販売していくという。

今回、用意された端末は「g01(ぐーまるいち)」「g02(ぐーまるに)」「g03(ぐーまるさん)」の3機種で、価格はg01が1万円(税抜、以下同)、g02が2万円、g03が3万円となっている。いずれもZTE製で、OSはAndroid 5.0を搭載している。

gooのスマホで提供される端末、左からg03、g01、g02

g01はフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行を検討しているビギナー向けのモデル、g02はミドルレンジモデル。g03は高性能・高機能な端末が主流になってきているSIMフリー端末市場をにらんだハイスペックモデルで、カメラは1300万画素のソニーのレンズを採用するなど徹底的にハイスペックに仕上げたという。

これらの端末は単体では提供されず、通信サービスとのセットで販売される。オンラインの「goo SimSeller」で購入でき、予約受付は4月22日11時から開始している。なお、現時点では実店舗での取り扱いはない。

通信サービスはNTTコミュニケーションズのMVNOサービス「OCN モバイル ONE 音声対応SIM」で、月額利用料は1600円~。OCN モバイル ONEはNTTドコモの3G/LTE回線網を利用しており、ドコモのFOMA/Xiエリアで利用できる。

「goo milk feeder」のイメージキャラクター、ヤギの「メグたん」

アプリはニュースアプリ「goo milk feeder」と「goo やさしいスマホ」が提供されるが、goo やさしいスマホは初心者やシニア向けのホームアプリで、g01専用のものとなっている。

サポートは、有料オプションとして「グーの端末保証」と「グーの端末保証&安心サポート」がある。価格はg01の場合、グーの端末保証は月額200円、グーの端末保証&安心サポートは同620円などとなっている。

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