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「やはり今はクラウドの時代」――秋田テレビがKDDIのクラウドで掴んだ手応え

文◎太田智晴(編集部) 2015.02.09

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秋田テレビは開局45周年記念のキャンペーンサイトをクラウドで構築した。数あるクラウドの中から選んだのは「KDDI クラウドプラットフォームサービス(KCPS)」だ。同社にとって、これはクラウド活用の第一歩。さらに今後、KDDIのネットワークサービスと連携した閉域網内でのクラウド活用なども見据えている。

秋田テレビは、秋田県を放送エリアとするフジテレビ系列のテレビ局である。局の略称は「AKT」だ。

「“明るく(A)、きれいで(K)、楽しいテレビ(T)”という弊社モットーの頭文字を取って、AKTという略称になっています」。同社 放送技術局 システム管理部 副部長の佐藤則康氏は、略称の由来について、こう笑顔で紹介する。

 

秋田テレビ 放送技術局 システム管理部 副部長の佐藤則康氏
秋田テレビ 放送技術局 システム管理部 副部長の佐藤則康氏(取材場所はKDDI渋谷ヒカリエオフィス)

秋田県2番目の民放テレビ局として1969年10月に開局した秋田テレビは、昨年10月に開局45周年を迎えた。そして、この開局45周年を記念して立ち上げたのが「ぽちぱパーク」である。

ぽちぱパークは、番組とWebサイトが連動した視聴者向けのプレゼントキャンペーンだ。番組内で出題されるクイズなどに、ぽちぱパークのWebサイトで回答することで視聴者はポイントをゲット。一定以上のポイントを貯めた視聴者を対象に、毎月抽選で賞品がプレゼントされる。例えば2時間ドラマであれば、「被害者が持っていた手帳の色は?」といった3択クイズが行われているそうだ。クイズなどに回答できるのは番組放送中に限られ、終了後は回答できない。

 

 

ぽちぱパーク
ぽちぱパークのWebサイト(http://park.akt.co.jp/)。スマホ・携帯電話対応サイトもある。なお、「ぽちぱ」は秋田テレビのマスコットキャラクター。8チャンネルの「ハチ」にかけて、蜂をモチーフにしたキャラクターだ



ぽちぱパークの企画は放送技術局が中心になって立案したが、佐藤氏によれば、「リアルタイム視聴のインセンティブを提供したい」という狙いもあったという。「録画視聴が増えるなか、どうすれば視聴者の方に番組をリアルタイムに観てもらえるのか。リアルタイム視聴の減少に対する危機感が、ぽちぱパークを企画した背景にありました」

このように45周年記念とリアルタイム視聴の促進という重要な役割を担ったぽちぱパーク――。そのインフラとして秋田テレビが選んだのはクラウドだった。ぽちぱパークのWebサイトは、KDDIが提供するクラウドサービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス(KCPS)」上に構築されている。

 

震災時にWebサイトで情報発信できなかったことが転機に

多くの日本企業と同様、秋田テレビも以前は、ITシステムを基本的にオンプレミスで構築していた。

転機となったのは、東日本大震災だ。秋田テレビの場合、本社内に設置していた自社サイトのWebサーバーやメールサーバー、DNSサーバーなどに被害はなかったものの、契約していたISPのインターネット回線が20時間近く不通になった。

「放送を補う情報をインターネットで伝えなければならないのに、外部からWebサイトにアクセスできなくなり、何も伝えられませんでした」と佐藤氏は振り返る。

この苦い経験をきっかけに秋田テレビは、システムをなるべく外に出すようになったという。より強固な災害対策が施されたデータセンターにシステムを置くことで、事業継続性を高めようと考えたのである。

秋田テレビでは現在、サーバーのホスティングサービスを利用し、自社サイトのWebサーバーやDNSサーバーを運用している。

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