企業ネットワーク最前線

ワークスタイル変革Day 2014 レポート

シスコ石原氏「ワークスタイルに合わせてITを活用し、社員の潜在能力を引き出せ」

文◎百瀬崇(ライター) 2014.09.26

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

コラボレーション関連の新製品・新サービスを今春から今夏にかけて相次いで発表したシスコシステムズ。ネットワークによって様々な人々とクラウド、モノをつなぐことで、「イノベーション=新結合」を引き起こし、新しい価値や新しいビジネスモデルを生み出すための基盤を提供できるという。


「ワークスタイル変革とは、従業員の潜在能力を引き出す働き方や会社風土をつくること」

9月4日に開催されたイベント「ワークスタイル変革Day 2014」の講演で、シスコシステムズの石原洋介氏はこう話した。そして、そのためにはITの活用や人事制度の見直しなどが必要だという。

「ガートナーの予測によると、2028年にはコンピューターを使うという考え方がなくなり、インターフェースはタッチやジェスチャー、音声、スキャンになる。また、オフィスに出勤する必要性は減少してビデオ会議が当たり前になり、サービスの提供元は1企業ではなく、複数企業や団体、組織、個人などが利用するソーシャルネットワークになる」


シスコシステムズ 石原洋介氏
シスコシステムズ コラボレーションアーキテクチャ事業 エバンジェリスト 石原洋介氏。右手に見えるのは、シスコの新しいデスクトップ用のコラボレーションデバイス「DX80」


こうした働き方の変化に対応するため、企業のネットワークはどう変わらなければならないのか――。石原氏によると、まずスマートデバイスやウェアラブルデバイスなどがセキュリティを保ったままつながるアーキテクチャ(構造)が必要になるという。また、複数のクラウドを相互接続していくことも欠かせない。PBXはなくなり、その代わりにネットワーク上で様々なコミュニケーションを提供できる環境が求められる。BYODの採用も一層進み、それに耐えうるネットワークも重要になる。

「こうした要求に対し、シスコはネットワークによって様々な人々とクラウド、モノをつなぐことでイノベーション、言い換えれば“新結合”を引き起こし、新しい価値や新しいビジネスモデルを生み出せるベースを提供したいと考えている」


企業のネットワークに対するシスコのビジョン
企業のネットワークに対するシスコのビジョン

 

クラウドやスマートデバイス、ビデオ会議をつなぐ「CUCM」

では、シスコが提供するのは、具体的にどういったソリューションなのだろうか――。石原氏は無料通話・メールアプリ「LINE」を例に次のように説明した。

従業員は、個人としてLINEを利用し、その利便性を享受している。一方、業務でLINEを利用することは推奨されておらず、不満を感じている。つまり、個人のIT環境の方が企業よりも進んでおり、会社環境の方が働きにくくなっているのが現状だ。

総務部門や情報システム部門もこの状況は理解しているが、立ちはだかるのは、「ITリテラシーに差があり、すべての社員がLINEのようなツールを使いこなせるわけではない」「投資対効果を証明しにくい」「セキュリティ対策をどう取るべきか」「既存のIT環境との連携も考えないといけない」「人事制度も絡んでくる」といった課題である。

こうした状況を打開するのが、シスコのコラボレーション環境だという。「Cisco Unified Communications Manager(CUCM)」を中心に、クラウドやスマートデバイス、ビデオ会議などをつなぐことができると石原氏は説明した。


Cisco Unified Communications Manager(CUCM)が中核を担うシスコのコラボレーションソリューション
Cisco Unified Communications Manager(CUCM)が中核を担うシスコのコラボレーションソリューション

スペシャルトピックスPR

ipswitch1710
yamaha1711
necpf1711

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】IoTと宇宙
<Part 1>衛星画像で超広域IoT
<Part 2>これが未来の衛星通信だ
<Part 3>センチメーター級測位がIoTを変える

◆京セラコミュニケーションシステム 黒瀬社長「Sigfoxで世の中は変わる!セルラーIoTとは別世界だ」 ◆働き方改革で用途広がるPBX/ビジネスホン ◆導入後に困らないWi-Fiを作ろう ◆“タフな無線”でドローン操縦 ◆「IoT自販機」を地域の見守り拠点に

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

Office 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため NWを見直すべき10のポイントOffice 365導入を成功に導くため
NWを見直すべき10のポイント

実際の失敗例をもとに、ネットワークの見直しのポイントを整理する。

無線LAN APだけで電子証明書も運用可能に 運用管理を容易化する工夫も満載!無線LAN APだけで 電子証明書も!

ヤマハのAPは内蔵コントローラ で複数のAPを統合管理できる。セキュリティ機能も充実だ。

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御 ワイヤレスIPSをお求めやすい価格で!「見えない脅威」にさらされている
無線LANをどう守る?

Wi-Fiの見えない脅威を可視化・防御するワイヤレスIPSを手頃な価格で!

オンプレミス型のPBX/ビジネスフォンは“時代遅れ”では決してない。

機械学習/AIを使った自律運用型ネットワークをArubaは提案する。

ウォッチガードなら「導入運用の容易性」と「強固なセキュリティ」を兼ね備えたWi-Fi環境が手に入る。

パブリッククラウドの普及で、設計・構築・運用法が大きく変わった!

待望の後継機が遂に登場!電話番号の最大登録数は2倍に向上。

ソフトバンクのMDMは、管理者の運用負荷を軽減しながらセキュアな利用を可能にする。

働き方改革はICTツールの導入・活用から取り組むのが有効だ。

大量のアラートをさばくのに忙殺される、旧態依然の運用と決別しよう。

NECのソリューションなら、多様なモバイルワークをセキュアに実現!

「WhatsUp Goldならコスト半減も可能」。イプスイッチの関口氏はこう自信を見せる。

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
iot16
compass
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます