「中小企業モバイル&クラウド活用フォーラム」では、NTT東日本、NTTドコモ、KDDI、日本マイクロソフトなどが、中小企業のスマートデバイス業務活用に役立つ導入事例やサービスを展示している。
「中小企業モバイル&クラウド活用フォーラム」にはNTTドコモや富士通マーケティング、日本マイクロソフトが出展している |
このうち、NTTドコモは、「お便りフォトパネル」を使ったデジタルサイネージを紹介。これは、複数のお便りフォトパネルに対し、管理用サイトから画像や動画を送信・削除したり、コンテンツの順序やスライドショーにするなど遠隔から一括設定できるサービスだ。通常の電子POPは、情報を更新するたびにSDカードを1台ずつ差し替える必要があるが、お便りフォトパネルは通信機能を搭載しているため遠隔地から一括してコントロールするので、店舗や時間帯に合わせて送信予約もできる。
また、PCとインターネットがあればよく、サーバーの導入やシステム構築が不要で、低コストで手軽に導入・運用することが可能だ。
タクシー会社や書店で導入されているほか、宮城県南三陸町では震災の影響で町外での避難生活を送っている世帯に地元の情報を配信しているという。
富士通マーケティングはオンラインマーケットプレイス「azmarche(アズマルシェ)」を展示。ファイルサーバ、ウィルス対策、グループウェアなど自社に適したサービスをWeb上で直接購入し、短期間で利用できるというものだ。
また、日本マイクロソフトは「Office 365」による新しいワークスタイルの実現を提案している。Office 365は中小企業を中心に日本でも関心が高まっており、ブースでは来場者が説明員の話に熱心に耳を傾けていた。