【ワイヤレスジャパン】東京商工会議所が中小企業へのモバイル・クラウド商材のPR機会を提供

急速に普及が進むスマートデバイスやクラウドを活用して、生産性の向上、売上増を狙いたい――。そうしたニーズを抱える中小企業は少なくないだろう。その声に応える取り組みを続けている東京商工会議所(東商)が、ワイヤレスジャパン展示会場内で講演を行った。地域振興部・IT化支援担当の橋本一朗氏が登壇し、中小企業のIT化の現状と課題、それに対する東商の支援策を説明。また、来週6月3日にオープンするクラウドとモバイルの複合型ショールーム「クラウドワークスクエア」についても紹介した。

東京商工会議所 地域振興部 IT化支援担当の橋本一朗氏

従業員100名以下の企業が会員企業のうち約9割を占めている東商では現在、IT推進委員会を設立して、生産性向上に向けたIT活用の支援を行っているという。具体的な方策は下写真に示した4つ。そして、これを実現するための施策として2012年度は、①ネット相談サイト「ホームページ戦略活用相談室」の開設、②Web戦略パートナー(ITコーディネータ)の派遣、③ガイドブック「ホームページの見直しで会社を元気に!」や、④SNSビジネス活用基本ガイド」の制作・配付を実施した。

中小企業のIT支援に向けた4つの方策

さらに2013年度も、複数の施策を行なっていく。「ITカイゼン実践講座」や「生産性向上ガイドブック」の制作に加え、週明けの6月3日には、東商ビル内に「クラウドワーク スクエア」を開設する。“どこでも仕事ができる”をコンセプトに、中小企業に適した、クラウドやモバイルを活用したソリューションを紹介するための複合型ショールームだ。NTTドコモや凸版印刷をはじめ17社の商材を配置してオープンする。

モバイル・クラウド商材を持つITベンダーに、中小企業へPRする機会を提供する

クラウドワーク スクエアの目的は、ITベンダーが提供するサービスを、東商会員をはじめとする中小企業へPRする機会を提供することだ。1カ月以上の展示を行い、常駐スタッフが説明やアンケート等を代行する。プレゼンテーションのセミナールームの無料提供も行うという。また、一般のビジネスマンに対してワークスペースとして開放する。無線LAN環境も整備しており、モバイルワークの拠点として活用できる場にもなりそうだ。

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