導入事例

【中央会計】 第3のコミュニケーションツール「KDDI ChatWork」とiPhoneが支える急成長

文◎藤井宏治(IT通信ジャーナリスト) 2012.12.10

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

年100社を超えるペースで顧客企業が増加中だという大阪の会計事務所、中央会計――。電話・メールに続く第3のコミュニケーションツールとして注目される「KDDI ChatWork」やiPhone 5などのスマートフォンの活用がこの急成長を支えている。

大阪を代表するビジネス街、本町にオフィスを構える中央会計は、大阪を中心に約600社の顧客企業を持つ中堅の会計事務所である。

中央会計では、起業支援の子会社を通じてスタートアップ企業の創業・成長に貢献、これを本業の顧客獲得にもつなげるなどの取り組みにより、年100社を超えるペースで顧客企業をここ数年増やしてきた。大阪の会計事務所の中でも、特に高い成長を見せている会社の1つだ。


起業支援を新規顧客開拓につなげている中央会計。本社内にはセミナールームや顧客企業がUSTREAMを通じて情報発信するためのスタジオまで設けられている
起業支援を新規顧客開拓につなげている中央会計。本社内にはセミナールームや顧客企業がUSTREAMを通じて情報発信するためのスタジオまで設けられている


この急成長をIT面から支えているのが、中央会計が社内および取引先との主要な連絡手段として用いているソーシャル型コミュニケーションサービス「KDDI ChatWork」である。

KDDI ChatWorkは、テキストを中心としたリアルタイムコミュニケーション手段、いわゆるチャットを企業向けに拡張したもの。電話と電子メールに続く第3のコミュニケーション手段として、チャットへの関心が企業の間で高まっているが、中央会計では社内のPCからはもちろん、22名のスタッフ全員が使うiPhone 5をはじめとするスマートフォンからも利用できるようにしている。

自らこのサービスの導入を推進した同社代表取締役社長の小松宣郷氏は「仕事のスピードが格段に早くなった」とその効果を語る。


中央会計 代表取締役社長の小松宣郷氏
中央会計 代表取締役社長の小松宣郷氏

電子メールではコミュニケーションニーズを満たせない!

KDDI ChatWorkは、(1)グループチャット、(2)タスク管理、(3)ファイル共有などの機能をクラウドで提供するソーシャル型コミュニケーションサービスだ。インターネット環境があれば、PCやスマートフォン、タブレット端末などのマルチデバイスで利用できる。月額費用は基本料が1契約当たり4980円、利用料が1ID当たり200円。初期費用は不要だ。

中央会計が、KDDI ChatWorkを導入したのは、電子メールではコミュニケーションに対するニーズが満たせなくなっていたためだ。

同社スタッフの多くは複数のプロジェクトに携わっており、プロジェクト毎に異なる社内外のメンバーと情報共有する必要がある。従来は電子メールのCC機能を使って情報共有していたが、大量のメールの整理に労力を取られるだけでなく、チェック漏れが生じやすいなどの課題があった。そこで、いくつかのソリューションを経て辿り着いたのが、KDDI ChatWorkだった。

KDDI ChatWorkの基本機能であるグループチャットでは、プロジェクトごとにチャットグループを設定することができ、各プロジェクトに関するやりとりを時系列で把握することが可能だ。文面についても件名や挨拶文などなしにすぐに用件に入れる。その結果、コミュニケーション効率を大きく改善できているという。

各プロジェクトとは関係のない、全社あるいは部門のメンバー全員が参加できるチャットグループも設けている。社内コミュニケーションの円滑化が目的だ。例えば「お助けチャット」というグループでは、新人が初歩的な質問をしたり、「誰か自転車の鍵を知りませんか」といった問い合わせを行うのに利用されているという。


iPhone 5からKDDI ChatWorkにアクセスした画面。利用可能なチャットグループが一覧で表示される KDDI ChatWorkでのチャットのやりとりはまさに「会話」。これが業務効率の向上につながる


プロジェクトを滞りなく推進していくうえでは、タスク管理機能も非常に重要な役割を果たしている。いわゆるTo Do機能で、部下などに仕事の依頼ができる。期日設定もでき、完了ボタンが押されるまでは画面上に残り続けるので、忙しさの中でその仕事が「流れて」しまうといったことも防げる。

スペシャルトピックスPR

daiwa1802
ms1802
i31802

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】働き方改革×デジタルの
   新・教科書

5G+ロボットで遠隔就労/IoT家具で生産性向上/サテライトオフィス/RPAに単純作業はお任せ/音声AIが仕事を変える日

◆ノキア ジョン・ハリントン社長「5Gだけが『次世代』ではない。エンタープライズ市場への参入で拡大戦略」/◆NTTドコモの「トップガン営業」/◆LTE網を汎用ハードとOSSで作る/◆Tモバイルが600MHz帯に5G導入/◆マルチクラウド化の準備を始めよう!◆日立製作所のSD-WAN導入

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

Office 365ユーザは使わなきゃ損
Teamsでチームワークが劇的に!

Office 365の新ツール「Teams」を使い始める企業が続出している。

CASO新技術のホワイトボックス
M2Mルーターは「切れない接続」

Foxconnグループでホワイトボックスを展開するCASO。

東京エレクトロンデバイスグローバル企業のSaaS活用を後押し
マルチクラウド化の準備はCASBで

マルチクラウドを一元的に管理したい。そんな望みを叶えられる。

拠点・モバイルをつなぐだけ!
クラウドの安全はシンプルに守る

クラウド利用の拡大とともに複雑化するセキュリティ課題を解決!

NetskopeCASBでクラウドはどこまで操れるか
既存のセキュリティとどう違う?
 

Netskopeを例にCASBの機能と使い方、メリットを整理した。

ソフトバンクソフトバンクがSMB向けの
ソリューションパートナー募集!

働き方改革を中心に新たなソリューション開発を支援する。

日本マイクロソフトSkype for Businessを
快適に使いこなすコツとは?

UCの導入効果を最大化するためには備えが必要だ。

日本ビジネスシステムズ“電話”からはじめる働き方改革!

日本ビジネスシステムズのクラウドPBXは、働き方改革を目指す日本企業にピッタリのIP電話サービスだ。

Dialpadピュアクラウドで進化し続ける電話

「PBXを買いたくない」「電話回線を引きたくない」。そんな企業に最適なクラウドテレフォニーがある。

東京エレクトロンデバイスIoTデバイス特化のAIで異常検知

IoTデバイスを狙ったマルウェアが急増中だ。ZingBox IoT Guardianは、IoTに特化したAIで検知する。

Aruba次世代NACでIoTの脅威をブロック

Arubaの次世代NACはエージェントレスでIoT端末にも対応! リスクを検知し有害端末を隔離できる。

ダイワテクニカルハドルルーム向け高品質テレビ会議
販売店の手軽なプラスワン商材に!

4KとGoogleアシスタント対応
販売価格は破格の約12万5000円!

日本マイクロソフトOffice 365の悩みはオフロードで解決! NIerが教えるNW構築法

Office 365の導入支援で豊富な実績を持つNIer 3社に秘訣を聞いた。

アイキューブドシステムズスマホでOffice 365をセキュアに
MDMには“働き過ぎ防止”機能

端末にデータを残さずブラウザやメーラー等のアプリを利用できる。

マクニカネットワークスセキュリティと生産性向上を両立
モバイル活用に必須のEMMとは?

スマートデバイスの業務利用に本当に必要なのは「EMM」だ。

ネットモーションソフトウェアあらゆる環境で「切れないVPN」

「スマホのアンテナは立っているのにつながらない」。NetMotionなら高速かつ安定した通信が可能だ。

日本制禦機器ついにISDNが終了、コスパ追求しながら光回線へ移行する方法

既存のISDN機器を使い続けながら、毎月の通信料金は今より安く!

日本マイクロソフトWindows 10/Office 365の更新
これだけ知っていれば怖くない!

ネットワーク帯域を圧迫するアップデートをうまく乗り切るには?

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション20180226
wsd
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2017 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます