総務省は2012年2月29日、ソフトバンクモバイルにいわゆる“プラチナバンド”900MHz帯を割り当てると発表した。この日、電波監理審議会に諮問し、ソフトバンクモバイルに割り当てる案を適当とする答申を受けた。
総務省では900MHz帯の審査基準として、第1に移行費用負担可能額、第2に人口カバー率を挙げていた。しかし、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの4者とも、負担可能額の上限額として設定された2100億円以上で、また人口カバー率についてもいずれも95%超となったことから、第3基準で審査は行われることになった。
この第3基準における審査基準は、(A)終了促進措置の円滑な実施、(B)特定基地局の利用促進、(C)割当周波数帯・契約数の程度の3項目。それぞれ4点満点での評価が行われたところ、ソフトバンクモバイルが最高点である9点を獲得した。次点はイー・アクセスの8点。
今回の割当決定を受けて、ソフトバンクモバイルは今年7月から900MHz帯での商用サービスを開始する計画だ。