iPadが日本でも販売開始

米アップルの「iPad」が2010年5月28日、日本でも発売された。

国内ではソフトバンクモバイルのソフトバンク表参道(東京都渋谷区)には徹夜組も含めて数百人の長い行列ができた。午前8時の発売開始を前に行われたセレモニーにはソフトバンクモバイルの孫正義社長とモデルの藤井リナさんが参加し、カウントダウンを行った。

(左から)ソフトバンクモバイル孫正義社長、モデルの藤井リナさん、表参道店でiPadを最初に購入したフリーライターの三浦一紀さん

孫社長は「毎日の生活を変える素晴らしいマシン。iPhoneと同じ使い方ができ、iPhoneで撮影した画像や音楽、コンテンツをそのまま使えるところも魅力」とiPadを賞賛した。また、「音楽を聴きながら、スケジュールを見たりTwitterをしている」と具体的な利用方法を披露した。

日本向けに販売されるiPadは、Wi-Fi版とソフトバンクのSIMロックがかかったWi-Fi+3G版の2種類がある。3G版はGPS機能を搭載しているが、Wi-Fi版には搭載されていない。「予想以上に3G版の方がWi-Fi版より予約が多かった」(孫社長)という。

iPad購入者でにぎわうソフトバンク表参道の店内

またアップルのスティーブ・ジョブズCEOがユーザーの問い合わせに対し「日本向けiPadは海外のSIMに対応している」と回答したとされ、海外ではSIMフリーなのではないかと話題を集めていた。この点について孫社長は、3G版は国内ではソフトバンクの回線しか利用できないが、海外では現地の通信事業者のSIMカードを差して使えることを認めた。ただ、ソフトバンクでは7月末から国際ローミングの定額制を導入する予定であることを明らかにし、「海外のSIMに差し替える必要はなくなるのではないか」と語った。

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