富士通東芝モバイルコミュニケーションズは2011年12月5日、「2011年冬モデル au向け新商品・新CM発表会」を開催。WiMAX対応スマートフォン「ARROWS Z ISW11F」など3つのau向け冬モデルを紹介した。
冒頭、挨拶に立った同社代表取締役社長の大谷信雄氏は「富士通と東芝の携帯部隊が昨年10月に一緒になってから1年。本日発表したスマートフォンは両社の技術が本格的に融合して誕生したもの。現在あるスマートフォンの中でも最先端を行く技術を結集したものが出せたのではないか」と語ったが、同社のau向け冬モデルは具体的にどのような魅力を有しているのだろうか。発表会で語られた各モデルの特徴を紹介していく。
富士通東芝のau向け冬モデルのラインナップ |
ARROWS Zのキーワードは、「トリプル瞬速」だ。下り最大40MbpsのWiMAXに対応するほか、TI製の1.2GHzデュアルコアCPU「OMAP4」を採用、さらに指に吸い付くようなレスポンスを実現するという「サクサクタッチパネル」を搭載。通信、処理能力、タッチ操作のいずれでも高速性能を実現しているという。また、ディスプレイは「KDDIの冬モデルとしては最大」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ 取締役副社長の木原茂氏)の4.3インチ(1280×720)だ。
ARROWS Z ISW 11Fの特徴 |
さらに、防水やFeliCa、ワンセグ、赤外線などの日本仕様もしっかりサポート。「まさに全部入りのスマートフォンというのが、このARROWS Zの特徴」と木原氏は語った。また、入力モードを切り替える必要なく、キーボード上で手書き文字入力が行える「NX!input」や、人込みでも聞き取りやすい「スーパーはっきりボイス3」など、富士通独自のヒューマンセントリック機能についてもアピールされた。
ヒューマンセントリック機能の例 |
2機種目は、薄さ6.7mmとスリムさが特色のスマートフォン「ARROWS ES IS12F」だ。重量は105gで、液晶ガラスには耐傷性に優れるという「Corning Gorilla Glass」、塗装には強度が強く剥がれにくいという「ウルトラタフガード塗装」を採用する。
ARROWS ES IS12Fの特徴 |
また、ディスプレイは4.0インチの「NEW AMOLED(有機EL)ディスプレイ」で、通常の液晶ディスプレイと比べて、コントラストと応答速度はともに「約100倍」(木原氏)だという。このほか、ARROWS Zと同じく、サクサクタッチパネルやヒューマンセントリック機能を搭載。CPUはクアルコム製の1.4GHz CPU「Snapdragon MSM8655」で、防水、ワンセグ、FeliCa、赤外線などの機能も備えている。
最後の冬モデルはフィーチャーフォンの「F001」だ。約0.5秒で起動する1310万画素カメラや、米国の水性アクリル絵画ブランド「Liquitex」とのコラボレーションによる7色のカラーラインナップなどが特徴となっている。
F001の特徴 |
各モデルの発売日は、ARROWS Zが12月中旬以降、ARROWS ESが1月上旬以降、F001が11月9日ですで販売中。また、この日の発表会では、新CMのお披露目と、CMキャラクターの俳優、三浦春馬さんのトークセッションも行われた。
(右から)富士通東芝モバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長 兼 富士通 執行役員常務の大谷信雄氏、CMキャラクターの三浦春馬さん、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ 取締役副社長の木原茂氏 |