タブレットでPOSレジを低コストに実現――従来型POSと比べてコストは2分の1以下

タブレット端末向けのPOSソリューション「EC-Orange POS」を提供するエスキュービズム。POS導入コストの低減メリットのほか、接客業務を効率化する多様な機能で、100店舗を超す大規模案件を獲得しているという。

明確なコスト削減効果

タブレットPOSを取り入れる最大のメリットは安価な導入コストである。EC-Orange POSは、1店舗から3店舗までは基本料金が30万円(税別、以下同)で、3店舗以上から10万円ずつ加算され、11店舗以上での利用は個別見積もりとなる。20万円を追加することで顧客カルテや分析機能などのオプションが付与される。

もう一方のOrange Handyは、初期費用が20万円、1店舗当たり3台までの月額利用料が2000円からとなっている。エスキュービズムはキッチンプリンターやキャッシュドロアーなどの周辺機器も取り扱っている。

「従来のPOSレジでは、1店舗当たりの相場が100万~200万円におよぶが、タブレットPOSであればコストを2分の1以下に抑えることもできる。店舗数が多くなるほど当社の提供価格は訴求力が高くなる」

チャネル拡大しSaaS型で拡販

エスキュービズムのタブレットPOSソリューションの販売方法は、現在は直販が8割程度を占めており、それ以外はSIerやキャリアショップ等の代理店によるチャネル販売である。

碓井氏は「SIを必要としない標準機能だけを利用するユーザー企業向けに、月額モデルのSaaS型提供を拡販したいと考えている。そのためにも携帯電話の販売代理店をはじめとする販売チャネルの拡大を目指していきたい」と意気込みを語る。

月刊テレコミュニケーション2013年6月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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