ワイヤレスジャパン/WTP2022軽量・折畳式で搭載も簡単 中継車用ポールシステムを東通インターナショナルが展示

東通インターナショナルのブースでは、米Will-Burt社の中継車用ルーフ搭載型ポールシステムが展示されている。空気圧式のため軽量で、車体の天井を加工することなくルーフにそのまま搭載できる。既に映像中継車など放送業界で実績があるが、災害時の無線通信用車両にも活用できるという。

東通インターナショナルのブースでは、米国Will-Burt社の中継車用ルーフ搭載型ポールシステム「INFLEXION」を展示している。ポールに無線通信用の送受信機を装着し、車両のルーフに積載することで映像中継車両や災害時などの無線通信用車両として利用できる。

 

 


東通インターナショナルのブース

 

 


「INFLEXION」を搭載した車
車体の天井を加工することなく、ルーフにそのまま搭載できる

 

「INFLEXION」の特徴は空気圧式であることだ。油圧式ポールを提供するメーカーも多いが、油圧式はポール自体が重いため天井を貫通させて車体の床で支える必要がある。その分車内のスペースを圧迫するうえ、取り外しもできなくなるので用途が限られた車両になってしまう。しかし空気圧式のINFLEXONは軽量でルーフにそのまま搭載可能、取り外しも簡単だ。中には約11kgと1人で設置できるほど軽いポールもある。また駆動部と制御部を本体に内蔵しており、電源とコントローラーを接続するだけで使用できる。

 

 


約11kgの軽量ポール。右下のポンプを押すだけで簡単に延伸できる



INFLEXONの概要

 

既に映像中継車など放送業界での実績は多くあるが、ワイヤレスジャパンでは災害時の無線通信用の車両をイメージして展示しているという。

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