パナソニック、「現場マルチネットワークサービス」にプライベートLTE方式sXGPシステムの提供開始

パナソニック システムソリューションズ ジャパンは2021年5月26日、「現場マルチネットワークサービス」における無線ネットワークの新たなラインナップとして、プライベートLTE方式のsXGPシステムを6月下旬より提供開始すると発表した。

sXGPシステムの基地局

また、複数のPLMN-ID(携帯電話の国際的な識別番号)を認証するLTEコア(ローカルコア)も提供し、sXGPと自営等BWAを同じLTEコアで統合管理することで、それぞれのシステムに共通のSIMでの認証を可能にする。

今回提供を開始するsXGPシステムは、免許不要の1.9GHz帯の周波数を利用するLTE方式で、主に音声通話中心の構内PHSからの置き換え、ネットワークシステムの高度化や統合管理を目指す企業、倉庫や工場で複雑な配線やアンテナの設置に制約があり導入を断念せざるを得なかった企業を中心に、セキュアで出力の高い自営モバイルネットワークの構築を実現することができる。

基地局1台で最大32台同時接続を可能とすることで、多数の端末が配備される環境下でも少数の基地局でカバーできるようになる。これにより、複雑な配線などが不要となり、自由度の高いエリア設計を実現する。また、少数の基地局でも従業員各自のスマートフォンがネットワークに繋がることで、業務リソースのリモート活用などが可能となる。

倉庫や工場での利用イメージ

さらに、提供しているLTEコアにより、sXGPと自営等BWAを統合的に管理することで、接続する基地局がsXGPと自営等BWAとの間で切り替わっても通話や通信が継続でき、スマートフォンなどの端末を使って屋外や屋内を行き来しながら作業を行う顧客の利便性が向上する。

システム構成イメージ

パナソニック システムソリューションズ ジャパンでは、sXGPシステムをはじめ現場のニーズに合わせた最適なネットワークを提供することで、ミッションクリティカルな現場でのDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートしていきたいとしている。

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