ネットワーク業界で今、オープン化が加速している。垂直統合型でネットワーク機器が提供される「ベンダー主導」の世界から、ユーザー自身でハードウェアやソフトウェアを自由に組み合わせられる「ユーザー主導」へのシフトだ。ユーザー企業にとっては、いわば「ネットワーク解放宣言」――。日本がIT国際競争力を取り戻すうえでも重要なカギを握る「オープンネットワーキング」の動向を紹介する。
無線アクセス網(RAN)のオープン化を推進するO-RAN Allianceにはもう1つ、インテリジェント化という目的がある。“賢いRAN”を作るコアコンポーネント「RIC」とはどのようなものなのか。
5Gの無線アクセスネットワーク(RAN)は、多数の小型基地局を組み合わせて面的な無線エリアを構築することになる。そこで課題となるのが、多数のアンテナ/基地局設備をつなぐ光配線の複雑化だ。OKIは光伝送技術を駆使して、これを解決するための研究開発を進める。
データセンターネットワークに関わる技術者にとって、今最も注目すべきトレンドと言えば「オープンネットワーキング」と「自動化」の2つだろう。2020年、この潮流を取り入れた新ネットワーク構築へ動き出したのがラックだ。ハード/OS分離、自動化技術の採用へと舵を切ったその理由とは。