サンテレホン
代表取締役社長
榎本雅之氏
ICT専門商社であるサンテレホンが、法人/個人事業主向けEC(電子商取引)サイト「GOYOU」を立ち上げる。同社の仕入先は国内外約500社に上り、常時取り扱うアイテム数は約30万点。そのうち選りすぐりの10万点から、GOYOUでの販売をスタートする。
ECサイトだから当然、PCやスマホ/タブレットからどこでも注文が可能だ。通常は電話やメールで行う価格・在庫の確認、見積り依頼、発注も、営業時間を気にすることなく24時間365日いつでも行える。
また、単に商品を販売するだけでなく、業界に特化した情報発信も行う。GOYOUを、ユーザーがICT関連情報を収集するための専門サイトとして位置づけ、商品点数と情報量を拡充する方針だ。
サンテレホンはネットワークインフラ向け機材を核に事業を展開してきたが、現在はFAやIoTの分野にも進出している。こうした新事業領域も含めて商材・サービスを拡充し、ゆくゆくはGOYOUで100万点の取り扱いを目指すという。
なお、すでにサンテレホンと取引のあるサイト利用者は、GOYOUでの購入にも従来通りの支払方法が利用できる。クレジットカード支払にも対応する。
GOYOU(御用)という名称には、「お客様の要件(御用)がここですべて済ませられる」サイトを目指す思いが込められている。
「在庫の確認、見積り、価格や仕様の調整、そして発注というのがBtoBの基本のプロセス。法人向けなら、このプロセスのなかで使えるECサイトにしなければならない」と榎本社長は話す。これを実現するため、見積りや受発注のシステムとGOYOUの連携を進めている。さらに、将来的にはGOYOUを起点に新たなサービスを展開し、メーカーとそのユーザーを結ぶプラットフォームに育てていく考えもある。
まだ構想段階ではあるが、GOYOUを核に構築するプラットフォーム上にメーカー/ユーザーとの取引、情報交換を集約することで、商材調達・供給を圧倒的に効率化する計画だ。最終的にはユーザーが必要とする機材を必要な時に即座に供給する「ジャストインタイム(JIT)をやりたい。そのために、お客様や仕入先に情報開示をお願いしており、多くの企業から賛同をいただいている」という。
また、プラットフォームに蓄積されるデータを活用して、製品ごとの価格・販売量の推移を把握したり、案件ごとに扱う商材の傾向を把握してAIが自動見積りをするといったプランもある。将来的には、需要予測をメーカーに提供することも視野に入れているという。「RPAやAI技術を活用して、新しい価値を持つプラットフォームにしていきたい」と榎本社長は展望する。
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