NECプラットフォームズ
ネットワークプロダクツ事業部
主任
寺田麻由子氏
昨今の「働き方改革」の流れを受け、従業員のモバイルワークを容認する企業が増えている。
フリーアドレスを採用する企業を中心に、固定電話に代わってモバイルを活用する動きも見られる。オフィスの内外において、モバイルは業務に欠かせない存在だ。
こうしたなか、NECは、モバイルワークをより効果的に行うためのソリューションを他社に先駆けて提供してきた。その代表例が、スマートフォン用ソフトフォンであるが、今回新たに機能強化をした「UNIVERGE ST500」(以下、ST500)をリリースした。「働き方改革の影響で、どこからでも内線電話を利用したいというニーズが高まっています」とNECプラットフォームズ ネットワークプロダクツ事業部 主任の寺田麻由子氏は話す。
ST500はキャリア網や構内Wi-Fi、構内PHSと様々なネットワーク環境に対応し、かつそれらのネットワークを自動切換できるため、ひとつのネットワークが圏外になっても、余計な手間なく継続利用可能だ。「UNIVERGE どこでも内線サービス」を利用すれば、社内だけでなく社外からもキャリア網を使ってスマホで内線通話ができる。内線通話にはパケット通信を使うため、キャリアの通話料金はかからず、パケット通信料だけで内線通話できる。さらに、通話内容はすべて暗号化されるなど、セキュリティ面にも優れる。
また、利用条件が限られるが、海外出張時に、海外キャリア対応端末を別途用意しなくとも、海外キャリアSIMや現地WiFiを使って、国内と同じ端末、同じ内線番号で利用することもできるのでとても便利だ。
図表 さまざまなシーンでモバイルワークを実現
UNIVERGE STシリーズは2011年の「ST400」以降、着実に進化を遂げてきた。後継のST500でも従来の機能を引き継ぎながら、一層の機能強化を図っている。
まず、広帯域・低遅延のOpusコーデックを利用できる状況であれば、より高品質な音声通話が実現可能だ。
Opusコーデックは、ネットワーク環境に合わせてビットレートを最適化する。このため十分な帯域を確保している場合には、その帯域を活かした高い音声品質を実現する一方、限られた帯域でも、必要最低限の音質を保つことができる。「アクセス網が5Gになるとさらに広帯域になります。5G時代を見据えた最新技術の採用で、より高い音声品質を提供できます」と寺田氏は自信を見せる。
次に、STシリーズではiPhoneのPush通知にもいち早く対応している。
このPush通知はクラウド上にあるアップル社のサーバーを介し、端末に着信を通知する仕組みで、これを使えばST500を起動していない状態でも着信を受けられる。そのためスマホのCPUやメモリ等のリソースを有効活用でき、電池持ちを改善する。実際にST500を使い、電池持ちが良くなったことを実感する声が多く聞かれるという。
モバイル活用で働き方を見直したい企業は、ST500をぜひ使ってみてほしい。
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