「IoTのPoC(概念実証)用のデバイス選びにはいつも迷う」──。そんな悩みを抱えるシステムインテグレーターにぜひ試してほしい製品がある。アットマークテクノの「Armadillo-IoT」だ。
「Armadillo-IoT」シリーズの中でもPoC向けとして特におすすめなのは「Armadillo-IoTゲートウェイG3」だ。G3は、USBや有線/無線LANなどのよく使われるインターフェースを搭載しているほか、「アドオンモジュール」を取り付けるだけでRS232C/422/485、DI/DO/AD、Wi-SUN、EnOceanなど、バラエティに富んだ拡張も可能だからだ。
1台のG3につき、アドオンモジュールは2個まで取り付けられる。「複数の通信規格を試してみたい」「どの通信規格を利用するかまだ決められない」といった場合でも、G3なら柔軟に対応できる。
また、国内で開発したIoTシステムをグローバルに展開したい企業にとっても、G3はうってつけだ。
IoTゲートウェイなどの通信機器には国ごとに異なる法規制の縛りがあり、日本で開発した製品を海外でそのまま使える例は少ない。しかし、G3はタイとフィリピンの認証を取得済み。さらに、他のASEAN諸国の規制への対応や認証取得も進めている。
なお、もしIoTシステムの要求仕様が確定しているなら、「Armadillo-IoTゲートウェイG3L」という選択肢もある。
G3Lは、G3のようなアドオンモジュールには対応しない代わりに、手のひらにすっぽり収まる小型サイズの筐体内に、機能を厳選して搭載したゲートウェイだ。CPUやメモリなどのマシンパワーはG3と同じでありながら、ファクトリーオートメーションやインフラ監視などで使われているRS422/485などのインターフェースを備えている。
LTE通信に対応しているため、遠隔地にある工場などの機器をリモート監視・管理するIoTシステムにも最適な選択肢となるだろう。
Armadillo-IoTゲートウェイG3/G3Lは、同社が16年超にわたって提供するボードコンピュータ「Armadillo」シリーズをベースとしている。同シリーズの一番の特長は、「常に同じ品質で提供する」ために細心した設計であること。氷点下でも動作する耐環境性や長期供給できる部品の採用など、各所に工夫が施されている。
Armadilloシリーズはこれまでさまざまな機器のプラットフォームに使われており、シリーズ販売実績は30万台に達する。
「省電力性能や耐環境性、組み立てや運用の手軽さなど、IoTデバイス(=組み込み機器)を作る上で考えるべきポイントは数多くあります。“Linuxが動けばデバイスなんて何でもいい”と思って失敗してしまう人も多いです」。こう警鐘を鳴らすアットマークテクノ代表取締役の實吉智裕氏は、次のように胸を張る。
「アットマークテクノは、安心・安定の組み込みプラットフォームを提供してきたメーカーとして、IoTゲートウェイ製品にも妥協しません」
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